10.3.2. ホストの再有効化
ホストを無効にすると、実質的に現行のアクティブなキータブを強制終了します。キータブを削除すると、ホストの設定エントリーを変更せずにホストを IdM ドメインから削除することになります。
ホストを再度有効にするには、ipa-getkeytab コマンドを使用するだけです。
-s
オプションは、キータブを要求する IdM サーバーを、-p
はプリンシパル名を、-k
はキータブを保存するファイルを指定します。
新規のホストキータブを要求する場合は、以下のようになります。
[jsmith@ipaserver ~]$ ipa-getkeytab -s ipaserver.example.com -p host/server.example.com -k /etc/krb5.keytab -D fqdn=server.example.com,cn=computers,cn=accounts,dc=example,dc=com -w password
アクティブな IdM クライアントまたはサーバーで ipa-getkeytab コマンドを実行すると、LDAP 認証情報 (
-D
および -w
) なしで実行できます。IdM ユーザーは、Kerberos 認証情報を使用してドメインへの認証を行います。無効化されたホストでコマンドを直接実行するには、LDAP 認証情報を指定してから IdM サーバーに認証します。認証情報は、再度有効にするホストまたはサービスに一致する必要があります。