A.4. ホストの問題
A.4.1. 証明書が検出されない/識別番号が検出されないエラー
IdM 情報は、証明書情報とは別の LDAP ディレクトリーに保存され、これら 2 つの LDAP データベースは別々にレプリケートされます。レプリカ合意があるディレクトリーに対して破損していても、別のディレクトリーで機能することがあります。これにより、クライアントの管理で問題が発生する可能性があります。
具体的には、2 つの CA データベース間のレプリカ合意が破損している場合は、サーバーが有効な IdM クライアントの証明書情報を見つけられなくなり、証明書エラーが発生する可能性があります。
Certificate operation cannot be completed: EXCEPTION (Certificate serial number 0x2d not found)
たとえば、IdM サーバーとレプリカは、IdM データベース間で機能レプリカ合意を持ちますが、CA データベース間のレプリカ合意は破損しています。サーバーでホストが作成されると、ホストエントリーはレプリカに複製されますが、そのホストの証明書は複製されません。レプリカはクライアントを認識しますが、レプリカの証明書のコピーがないため、そのクライアントの管理操作は失敗します。