9.6. ログイン失敗後のユーザーアカウントのロック解除
ユーザーのログイン試行時に一定の回数、誤ってパスワードを入力すると、そのユーザーアカウントはロックされます。アカウントをロックするまでの失敗試行回数およびロックアウトの期間は、パスワードポリシー内で定義します (「アカウントロックアウトポリシーの設定」)。
パスワードポリシーでは、リセット期間を暗黙的に定義して、一定期間後にアカウントのロックが解除されるようにできます。ただし、リセット期間が比較的長い場合や、デプロイメントに強力なセキュリティーチェックをしてからアカウントのロックを解除する必要がある場合など、管理者はアカウントのロックを手作業で解除できます。
user-unlock コマンドを使用して、アカウントのロックを解除します。たとえば、以下のようになります。
[bjensen@ipaserver ~]$ kinit admin [bjensen@ipaserver ~]$ ipa user-unlock jsmith