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2.4.7. NSCD

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IdM デプロイメントで nscd の使用を回避するか、制限することを強く推奨 します。nscd サービスは、サーバーでの負荷を減らしたり、クライアントの応答性を改善したりするのに非常に便利ですが、システムでも SSSD を使用する場合には独自にキャッシュの操作を行うので、問題が生じる可能性があります。
nscd は、getent など、nsswitch でクエリーを実行する全サービスの認証およびアイデンティティー情報をキャッシュします。nscd は、ポジティブキャッシュとネガティブキャッシュの両方を実行するので、特定の IdM ユーザーが存在しないと要求が判断した場合には、ネガティブな応答としてキャッシュします。キャッシュに保存されている値は、サーバーでの変更の有無に拘らず、キャッシュの有効期限が切れるまで保持されます。このようなキャッシュを作成すると、新規ユーザーとメンバーシップが表示されない可能性があり、削除されたユーザーおよびメンバーシップが依然として表示される可能性があります。
SSSD キャッシュとの競合やユーザーのロックアウトを回避するには、nscd を完全に使用しないようにします。または、/etc/nscd.conf ファイルの time-to-live (TTL) のキャッシュの値をリセットして、キャッシュ時間を短縮します。
positive-time-to-live   group           3600
negative-time-to-live   group           60
positive-time-to-live   hosts           3600
negative-time-to-live   hosts           20
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