8.4.5. 簡易ユーザー名/パスワード認証情報でのログイン
Kerberos 認証が失敗すると、ブラウザーログインも失敗します。そのため、IdM の Web UI にアクセスができなくなります。UI の簡易認証により、Kerberos サービスに問題がある場合やシステムが IdM ドメイン外にある場合でもログインできるようになります。
Web UI にログインを試行するユーザーの、有効な Kerberos チケットが IdM サーバーで見つからない場合には、エラーメッセージが表示されます。IdM ドメインサービスに対する推奨の接続方法 (UI を含む) は、Kerberos 認証を使用する方法であるため、エラーでは最初に Kerberos 認証情報を更新するか、ブラウザーが Kerberos 認証に対応する設定を行うように指示します。
メッセージの 2 番目の部分で、簡易認証の代わりに使用する手段を提示します。フォームベースの認証 リンクから、ログインページが開きます。
図8.3 IdM フォームベースのログインオプション
次に、設定された IdM ユーザーの UID およびパスワードを指定するだけです。
図8.4 IdM パスワードのプロンプト