28.4.3. IdM サーバーおよびレプリカの負荷分散の変更
「IdM サーバーおよびレプリカの概要」に示すように、ドメイン内の IdM サーバーおよびレプリカがインスタンス間の負荷を自動的に共有し、パフォーマンスを維持します。負荷分散は、まず SRV エントリーのサーバーまたはレプリカの 優先順位 で定義され、その後同じ優先順位を持つサーバー/レプリカに対するインスタンスの 重み で定義されます。クライアントは優先度が最も高いサーバー/レプリカに問い合わせ、ダウン作業を行います。
負荷分散は、サーバー、レプリカ、およびクライアントによって自動的に行われます。負荷分散に使用される設定は、サーバーまたはレプリカに指定される優先順位と重みを変更することで変更できます。
(すべてのレプリカは最初に同じ優先度で作成されます。)
たとえば、これにより server1 が server 2 よりも優先度が高くなります。つまり、最初に接続されます。
$ ipa dnsrecord-add server.example.com _ldap._tcp --srv-rec="0 100 389 server1.example.com." $ ipa dnsrecord-add server.example.com _ldap._tcp --srv-rec="1 100 389 server2.example.com."
SRV レコードの詳細は、RFC 2782 を参照してください。