10.5. レガシーモードでの MirrorMaker 2.0 の使用
この手順では、MirrorMaker 2.0 をレガシーモードで設定する方法を説明します。レガシーモードは、以前のバージョンの MirrorMaker をサポートします。
MirrorMaker スクリプト /opt/kafka/bin/kafka-mirror-maker.sh
は、レガシーモードで MirrorMaker 2.0 を実行できます。
前提条件
従来のバージョンの MirrorMaker で現在使用しているプロパティーファイルが必要です。
-
/opt/kafka/config/consumer.properties
-
/opt/kafka/config/producer.properties
手順
MirrorMaker の
consumer.properties
およびproducer.properties
ファイルを編集して、MirrorMaker 2.0 機能をオフにします。以下に例を示します。
replication.policy.class=org.apache.kafka.mirror.LegacyReplicationPolicy 1 refresh.topics.enabled=false 2 refresh.groups.enabled=false emit.checkpoints.enabled=false emit.heartbeats.enabled=false sync.topic.configs.enabled=false sync.topic.acls.enabled=false
以前のバージョンの MirrorMaker で使用されたプロパティーファイルで MirrorMaker を保存し、MirrorMaker を再起動します。
su - kafka /opt/kafka/bin/kafka-mirror-maker.sh \ --consumer.config /opt/kafka/config/consumer.properties \ --producer.config /opt/kafka/config/producer.properties \ --num.streams=2
consumer
プロパティーは、ソースクラスターの設定を提供し、producer
プロパティーによってターゲットクラスターの設定が提供されます。MirrorMaker はクラスター間の接続を設定します。
ターゲットクラスターで ZooKeeper および Kafka を起動します。
su - kafka /opt/kafka/bin/zookeeper-server-start.sh -daemon /opt/kafka/config/zookeeper.properties
su - kafka /opt/kafka/bin/kafka-server-start.sh -daemon /opt/kafka/config/server.properties
ターゲットクラスターの場合は、トピックが複製されていることを確認します。
/bin/kafka-topics.sh --bootstrap-server <BrokerAddress> --list