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11.4. 必須の拡張機能のセットアップ

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GNOME Shell では、ユーザーが使用する必要がある拡張機能セットを指定できます。これを行うには、拡張機能を /usr/share/gnome-shell/extensions ディレクトリーにインストールしてから、org.gnome.shell.enabled-extensions キーおよび org.gnome.shell.development-tools キーをロックします。
org.gnome.shell.development-tools キーをロックすると、ユーザーは GNOME Shell の統合デバッガーおよびインスペクターツール(Glass の検索)を使用して必須の拡張機能を無効にできなくなります。

手順11.4 必須の拡張機能の設定

  1. マシン全体の設定用に local データベースファイルを /etc/dconf/db/local.d/00-extensions-mandatory に作成します。
    [org/gnome/shell]
    # List all mandatory extensions
    enabled-extensions=['myextension1@myname.example.com', 'myextension2@myname.example.com']
    # Disable access to Looking Glass
    development-tools=false
    
    enabled-extensions キーは、拡張機能の UUID (myextension1@myname.example.com および myextension2@myname.example.com) を使用して有効にした拡張機能を指定します。
    development-tools キーは、Looking Glass へのアクセスを無効にするために false に設定されます。
  2. ユーザーの設定を上書きし、ユーザーが /etc/dconf/db/local.d/locks/extensions-mandatory で設定を変更できないようにします。
    # Lock the list of mandatory extensions and access to Looking Glass
    /org/gnome/shell/enabled-extensions
    /org/gnome/shell/development-tools
    
  3. システムデータベースを更新します。
    # dconf update
  4. システム全体の設定に変更を適用するために、ユーザーは、一度ログアウトしてログインし直す必要があります。
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