第5章 GDM
GDM は GNOME Display Manager で、グラフィカルログイン環境を提供します。GNOME 2 から GNOME 3 への移行後、GDM は他の init システムに対応しなくなったため、systemd でのみ設定できます。
- gdm パッケージ
- gdm パッケージが、X Window System の従来の表示ログインマネージャーを提供していた xorg-x11-xdm に置き換わりました。前述のように、gdm パッケージは、起動、ログアウトのすぐ後やユーザーの切り替え時に表示されるグラフィカルログイン画面を提供します。
- GDM および logind
GDMは、ユーザーの定義と追跡にlogindを使用するようになりました。詳細は、2章logind を参照してください。システム管理者は、GDM カスタム設定ファイルで自動ログインを手動でセットアップすることもできます(/etc/gdm/custom.conf)。- custom.conf
- GDM 設定が
/etc/gdm/custom.confに表示されるようになりました。ただし、後方互換性のために、/etc/gdm/gdm.confが見つかった場合は、custom.confの代わりに使用されます。Red Hat は、アップグレード時に、古いgdm.confファイルを削除し、カスタム設定をcustom.confに移行することを推奨します。
詳細情報の入手
GDM の詳細は、「GDM とは」 を参照してください。
ユーザーセッションの設定および管理の詳細は、「ユーザーセッション」 を参照してください。
ログイン画面の外観のカスタマイズは、「ログイン画面のカスタマイズ」 を参照してください。