15.7. GVFS マウントのパスワード管理
通常の
GVFS
マウントは、リソースが匿名認証を許可するか、または全く必要としない限り、アクティブ化時に認証情報を要求します。標準の GTK+ ダイアログに表示されるため、ユーザーはパスワードを保存するかどうかを選択することができます。
手順15.5 例: 認証されたマウントプロセス
- Files を開き、Ctrl+L を押してアドレスバーをアクティブにします。
- 認証が必要なサービスの整形式の URI 文字列を入力します(例:
sftp://localhost/
)。 - 認証情報ダイアログが表示され、ユーザー名、パスワードおよびパスワード保存オプションが尋ねられます。
- 認証情報を入力し、確認します。
永続的な保管が選択される場合、パスワードはユーザーのキーリングに保存されます。
GNOME キーリング
は、シークレットストレージの中心的な場所です。これは、ログイン時にデフォルトで提供されるパスワードを使用してデスクトップのセッション開始時に暗号化され、自動的にロック解除されます。これが異なるパスワードで保護される場合、パスワードは初回の使用時に設定されます。
保存されたパスワードと
GNOME キーリング
自体を管理するために、Seahorse アプリケーションが提供されます。このアプリケーションでは、個々のレコードを削除したり、パスワードを変更したりすることができます。Seahorse の詳細は、デスクトップに直接組み込まれた Seahorse のヘルプマニュアルを参照してください。