9.6. GSettings キーのプロパティー
GSettings キーは、
dconf
データベースに 1 回のみ設定できます。同じキーを dconf
データベースの異なる場所で異なる値に設定すると、それらのいずれかのみが有効になります。つまり、1 つのキー設定が別の設定で上書きされます。
各
dconf
システムデータベースでは、各キーには 1 つの値のみを指定できます。一部のキーに複数の値がある場合、配列タイプという値のタイプが使用されています。この値タイプでは、値を複数要素のコンマ区切りのリストとして指定できます。以下は、配列値の例になります。
key=['option1', 'option2']
例9.3 org.gnome.desktop.input-sources.xkb-options
GSettings キー
org.gnome.desktop.input-sources.xkb-options
GSettings キーを設定すると、以下のようになります。これは 1 回のみ設定できるため、値に 2 つの要素が必要な場合、それらを同じ設定ファイルに指定する必要があります。この値は配列タイプであるため、これには複数の要素を持たせることができます。
[org/gnome/desktop/input-sources] # Enable Ctrl-Alt-Backspace for all users # Set the Right Alt key as the Compose key and enable it xkb-options=['terminate:ctrl_alt_bksp', 'compose:ralt']