4.2. クラスターのタイムアウト値の設定


pcs cluster setup コマンドを使用してクラスターを作成する場合、クラスターのタイムアウト値はほとんどのクラスター設定に適したデフォルト値に設定されます。システムに他のタイムアウト値が必要な場合は、に記載されている pcs cluster setup オプションを使用してデフォルト値を変更できます。 表4.1「タイムアウトオプション」
表4.1 タイムアウトオプション
オプション説明
--token timeout トークンを受信しなかった後にトークンの損失が宣言されるまでの時間をミリ秒単位で設定します (デフォルトは 1000 ms です)。
--join timeout join メッセージの待ち時間をミリ秒単位で設定します (デフォルトは 50 ms です)。
--consensus timeout 新しいメンバーシップの設定を開始する前に合意が得られるまでの待ち時間をミリ秒単位で設定します (デフォルトは 1200 ms です)。
--miss_count_const count 再送信が行われる前に、トークンの受信時に再送信のメッセージがチェックされる最大回数を設定します。デフォルトは 5 (5 つのメッセージ) です。
--fail_recv_const failures 新しい設定の設定前に、受信しなければならないメッセージが発生する可能性がある場合、メッセージを受信せずにトークンをローテーションする回数を指定します (デフォルトの失敗数は 2500 です)。
たとえば、以下のコマンドは new_cluster クラスターを作成し、トークンのタイムアウト値を 10000 ミリ秒(10 秒)に設定し、join タイムアウト値を 100 ミリ秒に設定します。
# pcs cluster setup --name new_cluster nodeA nodeB --token 10000 --join 100
Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.