7.3. DNS 解決
RHEL 7 では、nslookup
ユーティリティーおよび host
ユーティリティーが、リストされているネームサーバーからの recursion available
フラグなしで、あらゆる応答を許可できるようになりました。RHEL 8 では、nslookup
と host
は、最後に設定されているネームサーバーでない限り、再帰だけの応答を無視します。最後に設定したネームサーバーでは、recursion available
フラグがなくても応答が許可されます。
ただし、最後に設定したネームサーバーが応答しない場合や到達できない場合は、名前解決に失敗します。このような失敗を防ぐためには、以下のいずれかの方法を使用できます。
-
設定したネームサーバーが、
recursion available
フラグが設定されている状態で常に応答することを確認します。 - すべての内部クライアントに再帰を許可します。
必要に応じて、dig
ユーティリティーを使用して、再帰が利用可能かどうかを検出することもできます。