9.4. 新しいデータチャンクタイプ I-DATA が SCTP に追加
今回の更新で、新しいデータチャンクタイプ (I-DATA
)、およびストリームスケジューラーが SCTP (Stream Control Transmission Protocol) に追加されました。以前は、ユーザーが送信する順序で SCTP がユーザーメッセージを送信していました。このため、SCTP ユーザーメッセージが大きくなると、送信が完了するまで、ストリーム内の他のすべてのメッセージがブロックされていました。I-DATA
チャンクを使用している場合は、Transmission Sequence Number (TSN) フィールドがオーバーロードされません。そのため、SCTP ではさまざまな方法でストリームをスケジュールできるようになり、I-DATA
ではユーザーメッセージのインターリーブ (RFC 8260) が可能になりました。両方のピアが I-DATA
チャンクタイプに対応する必要があることに注意してください。