17.8. RHEL 8 のセッション記録ソリューションが追加
Red Hat Enterprise Linux 8 (RHEL 8) にセッション記録ソリューションが追加されました。新しい tlog
パッケージと、それに関連付けられた Web コンソールセッションプレイヤーにより、ユーザー端末セッションを録画および再生できるようになりました。録画は、システムセキュリティーサービスデーモン (SSSD) サービスを介して、ユーザー別またはユーザーグループ別に設定できます。端末への入出力はすべてキャプチャーされ、テキストベースの形式でシステムジャーナルに保存されます。セキュリティー上の理由から、未加工のパスワードやその他の機密情報を傍受されないように、入力はデフォルトでは非アクティブになっています。
このソリューションを、セキュリティーが重要なシステムでユーザーセッションを監査するのに使用できます。セキュリティー違反が発生した場合に、記録したセッションをフォレンジック分析として評価できます。システム管理者は、セッション録画をローカルに設定し、tlog-play
ユーティリティーを使用して、RHEL 8 Web コンソールインターフェイスまたはコマンドラインインターフェイスから、結果を表示できるようになりました。