15.4. プロキシーキャッシュサーバー
15.4.1. Varnish Cache
が RHEL に新登場
高パフォーマンスの HTTP リバースプロキシーである Varnish Cache
が、RHEL で初めて提供されました。以前は、Software Collection からしか入手できませんでした。Varnish Cache
は、将来の同等の要求で応答時間およびネットワークの帯域幅を削減するのに使用されるメモリーに、ファイルまたはファイルの断片を保存します。RHEL 8.0 は、Varnish Cache 6.0
で配布されています。
15.4.2. Squid
への主な変更点
RHEL 8.0 は、Web クライアント、対応する FTP、Gopher、および HTTP のデータオブジェクト用の高パフォーマンスのプロキシーキャッシュサーバーである Squid 4.4
で配布します。このリリースは、RHEL 7 で利用可能なバージョン 3.5 に新しい機能、機能強化、バグ修正を多数提供します。
以下は、主な変更点です。
- ヘルパーのキューサイズが変更可能
- ヘルパー同時実行チャンネルへの変更
- ヘルパーバイナリーへの変更
- Internet Content Adaptation Protocol (ICAP) の保護
- 対称型マルチプロセッシング (SMP) への対応が改善
- プロセス管理が改善
- SSL への対応が削除
- Edge Side Includes (ESI) カスタムパーサーが削除
- 複数の設定変更