14.2. マスターリソースから、昇格可能なクローンリソースに名前が変更
Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 8 は Pacemaker 2.0 に対応しています。ここでは、マスター/スレーブのリソースが、別の種類のリソースではなくなり、promotable メタ属性が true に設定されている標準のクローンリソースになりました。今回の更新に対応するために、以下の変更が行われました。
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pcsコマンドでマスターリソースを作成することができなくなりました。代わりに、昇格可能なクローンリソースを作成できます。関連キーワードおよびコマンドが、masterからpromotableに変わりました。 - 既存のすべてのマスターリソースが昇格可能なクローンリソースとして表示されます。
- RHEL7 クラスターでは昇格可能なクローンに対応しないため、Web UI で RHEL7 クラスターを管理する場合は、マスターリソースが引き続きマスターと呼ばれます。