6.3. コンポーネントオプション


AWS S3 Storage Service コンポーネントは、以下に示す 50 のオプションをサポートしています。

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名前説明デフォルトタイプ

amazonS3Client (共通)

Autowired レジストリーの com.amazonaws.services.s3.AmazonS3 への参照。

 

S3Client

amazonS3Presigner (共通)

Autowired リクエストの S3 Presigner。主に createDownloadLink 操作で使用されます。

 

S3Presigner

autoCreateBucket (共通)

S3 バケット bucketName の自動作成の設定。moveAfterRead オプションが有効になっている場合も適用され、destinationBucket が存在しない場合は作成されます。

false

boolean

configuration (共通)

コンポーネントの設定。

 

AWS2S3 設定

overrideEndpoint (共通)

エンドポイントをオーバーライドする必要性を設定します。このオプションは uriEndpointOverride オプションと併用する必要があります。

false

boolean

pojoRequest (共通)

POJO リクエストをボディーとして使用するかどうか。

false

boolean

policy (共通)

com.amazonaws.services.s3.AmazonS3#setBucketPolicy() メソッドに設定されるこのキューのポリシー。

 

String

proxyHost (共通)

SQS クライアントをインスタンス化するときにプロキシーホストを定義します。

 

String

proxyPort (共通)

クライアント定義内で使用されるプロキシーポートを指定します。

 

Integer

proxyProtocol (共通)

S3 クライアントをインスタンス化するときにプロキシープロトコルを定義します。

列挙値:

  • HTTP
  • HTTPS

HTTPS

Protocol

region (共通)

S3 クライアントが機能する必要があるリージョン。このパラメーターを使用する場合、設定には小文字のリージョン名を指定します (例 ap-east-1)。名前 Region.EU_WEST_1.id() を使用する必要があります。

 

String

trustAllCertificates (共通)

エンドポイントをオーバーライドするときにすべての証明書を信頼する場合。

false

boolean

uriEndpointOverride (共通)

オーバーライドする URI エンドポイントを設定します。このオプションは overrideEndpoint オプションと組み合わせて使用する必要があります。

 

String

useDefaultCredentialsProvider (共通)

デフォルトのクレデンシャルプロバイダー経由でクレデンシャルをロードすること、または静的クレデンシャルが渡されることを S3 クライアントは想定すべきかどうかを設定します。

false

boolean

customerAlgorithm(共通 (上級))

CustomerKey が有効になっている場合に使用するカスタマーアルゴリズムを定義します。

 

String

customerKeyId (共通 (上級))

CustomerKey が有効になっている場合に使用するカスタマーキーの ID を定義します。

 

String

customerKeyMD5 (共通 (上級))

CustomerKey が有効になっている場合に使用するカスタマーキーの MD5 を定義します。

 

String

bridgeErrorHandler (consumer)

consumer の Camel ルーティングエラーハンドラーへのブリッジを許可します。よって、consumer が受信メッセージなどの取得を試行している間に発生した例外は、メッセージとして処理され、ルーティングエラーハンドラーによって処理されます。デフォルトでは、consumer は org.apache.camel.spi.ExceptionHandler を使用して例外に対応し、WARN または ERROR レベルでログに記録され、無視されます。

false

boolean

deleteAfterRead (consumer)

取得後に S3 からオブジェクトを削除します。削除は、エクスチェンジがコミットされた場合にのみ実行されます。ロールバックが発生すると、オブジェクトは削除されません。このオプションが false の場合、同じオブジェクトがポーリングで繰り返し取得されます。そのため、ルートで Idempotent Consumer EIP を使用して重複を除外する必要があります。AWS2S3Constants#BUCKET_NAME および AWS2S3Constants#KEY ヘッダーを使用してフィルターすることも、AWS2S3Constants#KEY ヘッダーのみを使用してフィルターすることもできます。

true

boolean

delimiter (consumer)

対象のオブジェクトのみを消費するために com.amazonaws.services.s3.model.ListObjectsRequest で使用される区切り文字。

 

String

destinationBucket (consumer)

moveAfterRead が true に設定されている場合にオブジェクトを移動する必要がある宛先バケットを定義します。

 

String

destinationBucketPrefix (consumer)

オブジェクトを移動する必要があり、moveAfterRead が true に設定されている場合に使用する宛先バケット接頭辞を定義します。

 

String

destinationBucketSuffix (consumer)

オブジェクトを移動する必要があり、moveAfterRead が true に設定されている場合に使用する宛先バケット接尾辞を定義します。

 

String

doneFileName (consumer)

指定すると、Camel は完了したファイルが存在する場合にのみファイルを消費します。

 

String

fileName (consumer)

指定のファイル名を持つバケットからオブジェクトを取得します。

 

String

ignoreBody (consumer)

true の場合、S3 オブジェクトボディは完全に無視されます。false に設定されている場合、S3 オブジェクトはボディに配置されます。これを true に設定すると、includeBody オプションで定義された動作がオーバーライドされます。

false

boolean

includeBody (consumer)

true の場合、S3Object エクスチェンジが消費され、ボディーに配置され、閉じられます。false の場合、S3Object ストリームは raw でボディーに配置され、ヘッダーは S3 オブジェクトメタデータで設定されます。このオプションは、autocloseBody オプションと密接に関係します。S3Object ストリームが消費されるため includeBody を true に設定した場合、includeBody が false であっても閉じられるため、S3Object ストリームを閉じるのは呼び出し側が判断します。しかし、includeBody が false の場合に autocloseBody を true に設定すると、エクスチェンジの完了時に S3Object ストリームを自動的に閉じるようにスケジュールされます。

true

boolean

includeFolders (consumer)

true の場合、フォルダー/ディレクトリーが消費されます。false の場合は無視され、エクスチェンジは作成されません。

true

boolean

moveAfterRead (consumer)

オブジェクトの取得後に S3 バケットから別のバケットに移動します。操作を実行するには、destinationBucket オプションを設定する必要があります。copy bucket 操作は、エクスチェンジがコミットされた場合にのみ実行されます。ロールバックが発生した場合、オブジェクトは移動しません。

false

boolean

prefix (consumer)

対象のオブジェクトのみを消費するために com.amazonaws.services.s3.model.ListObjectsRequest で使用される接頭辞。

 

String

autocloseBody (consumer (上級))

このオプションが true で、includeBody が false の場合、エクスチェンジの完了時に S3Object.close() メソッドが呼び出されます。このオプションは includeBody オプションと密接に関係しています。includeBody を false に設定し、autocloseBody を false に設定した場合、S3Object ストリームを閉じるのは呼び出し側が判断します。autocloseBody を true に設定すると、S3Object ストリームが自動的に閉じられます。

true

boolean

batchMessageNumber (producer)

ストリーミングのアップロードモードでバッチを作成するメッセージの数

10

int

batchSize (producer)

ストリーミングのアップロードモードのバッチサイズ (バイト単位)

1000000

int

deleteAfterWrite (producer)

S3 ファイルのアップロード後にファイルオブジェクトを削除します。

false

boolean

keyName (producer)

endpoint パラメーター経由でバケットの要素のキー名を設定します。

 

String

lazyStartProducer (producer)

最初のメッセージで producer をレイジーに起動すべきかどうか。レイジーに起動することで、起動時に producer が失敗し、それによりルートが失敗する可能性がある状況で、CamelContext およびルートの起動を許可します。レイジーな起動を延期すると、Camel のルーティングエラーハンドラー経由でメッセージのルーティング中に起動の失敗を処理できます。最初のメッセージが処理されるときに、producer の作成および起動に若干時間がかかり、合計処理時間が長くなる可能性があることに注意してください。

false

boolean

multiPartUpload (producer)

true の場合、Camel はマルチパート形式のファイルをアップロードし、パートサイズは partSize のオプションによって決定されます。

false

boolean

namingStrategy (producer)

ストリーミングのアップロードモードで使用する命名ストラテジー。

列挙値:

  • progressive
  • random

progressive

AWSS3NamingStrategyEnum

operation (producer)

ユーザーがアップロードだけをしたくない場合に行う操作。

列挙値:

  • copyObject
  • listObjects
  • deleteObject
  • deleteBucket
  • listBuckets
  • getObject
  • getObjectRange
  • createDownloadLink
 

AWS2S3Operations

partSize (producer)

マルチパートのアップロードで使用される partSize を設定します。デフォルトのサイズは 25M です。

26214400

long

restartingPolicy (producer)

ストリーミングのアップロードモードで使用する再起動ポリシー。

列挙値:

  • override
  • lastPart

override

AWSS3RestartingPolicyEnum

storageClass (producer)

com.amazonaws.services.s3.model.PutObjectRequest リクエストに設定するストレージクラス。

 

String

streamingUploadMode (producer)

ストリームモードが true の場合、バケットへのアップロードはストリーミングで行われます。

false

boolean

streamingUploadTimeout (producer)

ストリーミングアップロードモードが true の場合、このオプションはタイムアウトを設定してアップロードを完了します。

 

long

awsKMSKeyId (producer (上級))

KMS が有効になっている場合に使用する KMS キーの ID を定義します。

 

String

useAwsKMS (producer (上級))

KMS を使用する必要があるかどうかを定義します。

false

boolean

useCustomerKey (producer (上級))

カスタマーキーを使用する必要があるかどうかを定義します。

false

boolean

autowiredEnabled (上級)

自動ワイヤリングが有効になっているかどうか。これは、コンポーネントで設定される一致するタイプのインスタンスが 1 つあるかどうかを検出するためにレジストリーを検索することで、自動ワイアリングオプションに使用されます (オプションは自動ワイアとマーク付けされる必要があります)。これは、JDBC データソース、JMS 接続ファクトリー、AWS クライアントなどの自動設定に使用できます。

true

boolean

accessKey (security)

Amazon AWS Access Key。

 

String

secretKey (security)

Amazon AWS Secret Key。

 

String

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