6.56. ディスク
単一ディスクを管理します。
名前 | Summary |
---|---|
| ディスクフォーマットや事前割り当てモードを変換します。 |
| この操作により、指定されたストレージドメインにディスクをコピーします。 |
| ディスクをエクスポートストレージドメインにエクスポートします。 |
| ディスクの説明を取得します。 |
| ディスクを別のストレージドメインに移動します。 |
| ディスクイメージのサイズを縮小します。 |
| ストレージの最新情報で直接 LUN ディスクを更新します。 |
| ディスクを削除します。 |
| ディスクをスパース化します。 |
| 指定されたディスクのパラメーターを更新します。 |
6.56.1. convert POST
ディスクフォーマットや事前割り当てモードを変換します。
たとえば、ディスク形式を preallocated-cow から sparse-raw イメージに変換するには、以下のようなリクエストを送信します。
POST /ovirt-engine/api/disks/123/convert
リクエスト本文は、以下のようになります。
<action> <disk> <sparse>true</sparse> <format>raw</format> </disk> </action>
注: ディスクをスパース化するには、ディスクがブロックストレージドメイン上にある場合、変換が 2 回必要になることがあります。例: ディスクが RAW の場合、QCOW に変換するとディスクが大きくなります。サイズを小さくするために、ディスクを再度 QCOW に変換し、同じ割り当てポリシーを維持することができます。
名前 | 型 | 方向 | Summary |
---|---|---|---|
| In | ディスクの説明。 | |
| In | たどる 必要のある内部リンクを指定します。 |
6.56.1.1. follow
たどる 必要のある内部リンクを指定します。これらのリンクで参照されるオブジェクトは、現在の要求の一部としてフェッチされます。詳細は、こちら を参照してください。
6.56.2. copy POST
この操作により、指定されたストレージドメインにディスクをコピーします。
たとえば、以下の要求を使用してディスクをコピーすることができます。
POST /ovirt-engine/api/disks/123/copy
リクエスト本文は以下のようになります。
<action> <storage_domain id="456"/> <disk> <name>mydisk</name> </disk> </action>
ディスクプロファイルまたは現在ディスクが使用しているクォータが新規ストレージドメインに定義されていない場合は、明示的に指定できます。これらが指定されていない場合、最初に利用可能なディスクプロファイルとデフォルトのクォータが使用されます。
たとえば、ディスクプロファイル 987
とクォータ 753
を指定するには、以下のようなリクエスト本文を送信します。
<action> <storage_domain id="456"/> <disk_profile id="987"/> <quota id="753"/> </action>
名前 | 型 | 方向 | Summary |
---|---|---|---|
| In | コピーを非同期的に実行するかどうかを指定します。 | |
| In | ||
| In | 新規ストレージドメインのディスクのディスクプロファイル。 | |
| In | ユーザーのパーミッションにしたがって、結果をフィルターする必要があるかどうかを示します。 | |
| In | 新規ストレージドメインのディスクのクォータ。 | |
| In | 新しいディスクが作成されるストレージドメイン。 |
6.56.2.1. disk_profile
新規ストレージドメインのディスクのディスクプロファイル。
ディスクプロファイルはストレージドメインに定義されているため、古いディスクプロファイルは新しいストレージドメインに存在しません。このパラメーターを使用しない場合には、ユーザーにパーミッションがある新規ストレージドメインの最初のディスクプロファイルがディスクに割り当てられます。
6.56.2.2. quota
新規ストレージドメインのディスクのクォータ。
このオプションのパラメーターを使用して、ディスクの新しいクォータを指定できます。これは、現在のクォータが新しいストレージドメインに定義されていない可能性があるためです。このパラメーターが使用されず、古いクォータが新しいストレージドメインに定義されていない場合、デフォルトの (無制限の) クォータがディスクに割り当てられます。
6.56.2.3. storage_domain
新しいディスクが作成されるストレージドメイン。これは、id
または name
属性を使用して指定できます。たとえば、mydata
というストレージドメインにディスクをコピーするには、以下のように要求を送信します。
POST /ovirt-engine/api/storagedomains/123/disks/789
リクエスト本文は以下のようになります。
<action> <storage_domain> <name>mydata</name> </storage_domain> </action>
6.56.3. export POST
ディスクをエクスポートストレージドメインにエクスポートします。
名前 | 型 | 方向 | Summary |
---|---|---|---|
| In | エクスポートを非同期で実行する必要があるかどうかを示します。 | |
| In | ユーザーのパーミッションにしたがって、結果をフィルターする必要があるかどうかを示します。 | |
| In | ディスクがエクスポートされるエクスポートストレージドメイン。 |
6.56.4. get GET
ディスクの説明を取得します。
名前 | 型 | 方向 | Summary |
---|---|---|---|
| In | ディスクのすべての属性を応答に含めるかどうかを指定します。 | |
| Out | ディスクの説明。 | |
| In | たどる 必要のある内部リンクを指定します。 |
6.56.4.1. all_content
ディスクのすべての属性を応答に含めるかどうかを指定します。
デフォルトでは、以下のディスク属性が除外されます。
-
vms
たとえば、ディスク '123' の完全な表現を取得するには、以下のコマンドを実行します。
GET /ovirt-engine/api/disks/123?all_content=true
6.56.4.2. follow
たどる 必要のある内部リンクを指定します。これらのリンクで参照されるオブジェクトは、現在の要求の一部としてフェッチされます。詳細は、こちら を参照してください。
6.56.5. move POST
ディスクを別のストレージドメインに移動します。
たとえば、識別子 123
のディスクを、識別子 456
が指定されたストレージドメインに移動するには、以下のリクエストを送信します。
POST /ovirt-engine/api/disks/123/move
リクエスト本文は、以下のようになります。
<action> <storage_domain id="456"/> </action>
ディスクプロファイルまたはディスクで現在使用されているクォータが新しいストレージドメインに対して定義されていない場合は、それらを明示的に指定できます。そうでない場合は、最初に使用可能なディスクプロファイルとデフォルトのクォータが使用されます。
たとえば、ディスクプロファイル 987
とクォータ 753
を明示的に使用するには、次のようなリクエスト本文を送信します。
<action> <storage_domain id="456"/> <disk_profile id="987"/> <quota id="753"/> </action>
名前 | 型 | 方向 | Summary |
---|---|---|---|
| In | 移動を非同期で実行する必要があるかどうかを示します。 | |
| In | 新規ストレージドメインのディスクのディスクプロファイル。 | |
| In | ユーザーのパーミッションにしたがって、結果をフィルターする必要があるかどうかを示します。 | |
| In | 新規ストレージドメインのディスクのクォータ。 | |
| In | ディスクが移動されるストレージドメイン。 |
6.56.5.1. disk_profile
新規ストレージドメインのディスクのディスクプロファイル。
ディスクプロファイルはストレージドメインに定義されているため、古いディスクプロファイルは新しいストレージドメインに存在しません。このパラメーターを使用しない場合には、ユーザーにパーミッションがある新規ストレージドメインの最初のディスクプロファイルがディスクに割り当てられます。
6.56.5.2. quota
新規ストレージドメインのディスクのクォータ。
このオプションのパラメーターを使用して、ディスクの新しいクォータを指定できます。これは、現在のクォータが新しいストレージドメインに定義されていない可能性があるためです。このパラメーターが使用されず、古いクォータが新しいストレージドメインに定義されていない場合、デフォルトの (無制限の) クォータがディスクに割り当てられます。
6.56.6. reduce POST
ディスクイメージのサイズを縮小します。
論理ボリュームで 縮小 を呼び出します (つまり、ブロックストレージドメインにのみ適用されます)。これは、フローティングディスクおよび実行されていない仮想マシンに接続されているディスクに適用されます。最適なサイズは自動的に算出されるため、サイズを指定する必要はありません。
名前 | 型 | 方向 | Summary |
---|---|---|---|
| In | 削除を非同期的に実行するかどうかを指定します。 |
6.56.7. refreshlun POST
ストレージの最新情報で直接 LUN ディスクを更新します。
直接 LUN ディスクの更新は、以下の場合に役に立ちます。
- LUN はホストパラメーターなしで API を使用して追加されたため、ストレージからの情報は含まれていません (DisksService::add を参照)。
- LUN に関する新しい情報がストレージで利用可能であり、それを使用して LUN を更新する必要があります。
ホスト 456
を使用して直接 LUN ディスク 123
を更新するには、以下の要求を送信します。
POST /ovirt-engine/api/disks/123/refreshlun
リクエスト本文は、以下のようになります。
<action> <host id='456'/> </action>
名前 | 型 | 方向 | Summary |
---|---|---|---|
| In | ダイレクト LUN ディスクの更新に使用されるホスト。 |
6.56.8. remove DELETE
ディスクを削除します。
名前 | 型 | 方向 | Summary |
---|---|---|---|
| In | 削除を非同期的に実行するかどうかを指定します。 |
6.56.9. sparsify POST
ディスクをスパース化します。
Sparsification は、ファイルシステムで使用されていないディスクイメージのスペースを解放します。その結果、イメージはストレージの領域を減らします。
現在、スパース化はスナップショットのないディスクでのみ機能します。派生ディスクを持つディスクも許可されていません。
6.56.10. update PUT
指定されたディスクのパラメーターを更新します。
この操作により、次のフローティングディスクのプロパティーを更新できます。
-
イメージディスクの場合:
provisioned_size
、alias
、description
、wipe_after_delete
、shareable
、backup
およびdisk_profile
。 -
LUN ディスクの場合:
alias
、description
およびshareable
。 - Cinder 統合は、マネージドブロックストレージに置き換えられました。
-
マネージドブロックのディスクの場合:
provisioned_size
、alias
およびdescription
。 -
VM 接続ディスクの場合は、
qcow_version
も更新できます。
たとえば、ディスクの更新は、次の要求を使用して実行できます。
PUT /ovirt-engine/api/disks/123
リクエスト本文は以下のようになります。
<disk> <qcow_version>qcow2_v3</qcow_version> <alias>new-alias</alias> <description>new-desc</description> </disk>
バックエンド操作は非同期であるため、ユーザーに返されるディスク要素は、変更されたプロパティーと同期されない場合があります。
名前 | 型 | 方向 | Summary |
---|---|---|---|
| In/Out | ディスクに適用する更新。 |