7.139. ImageTransfer 構造体
このタイプには、実行中のイメージ転送に関する情報が含まれます。
名前 | タイプ | 概要 |
---|---|---|
| この転送に少なくとも 1 つのアクティブなセッションがあるかどうかを示します。つまり、クライアントとデーモンの間に少なくとも 1 つのライブ転送セッションがあるかどうかを示します。 | |
| このオブジェクトに関するコメントを含むフリーテキスト。 | |
| プレーンテキストでの人間が判読できる説明。 | |
|
方向は、転送がイメージデータの送信 ( | |
| アップロード中に送信された、またはダウンロード中に受信されたデータの形式。 | |
| 一意の ID | |
| クライアントが非アクティブの場合のタイムアウト (秒単位) で、これを過ぎると Red Hat Virtualization Manager によって転送が中止されます。 | |
| 人間が判読できるプレーンテキストでの名前。 | |
| 進行中のイメージ転送の現在のフェーズ。 | |
| ユーザーが入力または出力するプロキシーサーバーの URL。 | |
| イメージチェーン全体ではなく、指定されたイメージのみをダウンロードします。 | |
| タイムアウトポリシーは、クライアントが inactivityTimeout を超えてアイドル状態になっている場合に、システムが転送を処理する方法を決定します。 | |
| ユーザーが直接入力または出力できるデーモンサーバーの URL。 | |
| 転送されたバイト数を示します。 |
7.139.1. direction
方向は、転送がイメージデータの送信 (upload
) であるか、イメージデータの受信 (download
) であるかを示します。
新しい転送の追加時に方向が設定されていない場合、デフォルトの転送方向は upload
になります。
7.139.2. format
アップロード中に送信された、またはダウンロード中に受信されたデータの形式。指定しない場合、デフォルトでディスクの形式になります。
7.139.3. inactivity_timeout
クライアントが非アクティブの場合のタイムアウト (秒単位) で、これを過ぎると Red Hat Virtualization Manager によって転送が中止されます。非アクティブタイムアウトを無効にするには、'0' を指定します。指定されていない場合は、値はデフォルトで engine-config
値 (value: TransferImageClientInactivityTimeoutInSeconds) になります。
7.139.4. phase
進行中のイメージ転送の現在のフェーズ。各転送には、管理されたセッションが必要です。このセッションは、ユーザーがイメージを入力または出力するために開かれている必要があります。詳細は、イメージ転送 を参照してください。
7.139.5. proxy_url
ユーザーが入力または出力するプロキシーサーバーの URL。この属性は、イメージ転送が 転送 フェーズにある場合にのみ使用できます。詳細は、phase
を参照してください。
7.139.6. shallow
イメージチェーン全体ではなく、指定されたイメージのみをダウンロードします。
true の場合、format="raw" および direction="download" を使用すると、転送には指定されたディスクスナップショットからのデータのみが含まれ、未割り当て領域はホールとして報告されます。デフォルトでは、転送にはすべてのディスクスナップショットからのデータが含まれます。
ディスクスナップショットを指定すると、指定したディスクスナップショットのデータのみが転送に含まれます。ディスクを指定すると、アクティブなディスクスナップホストからのデータのみが転送に含まれます。
このパラメーターは、format="raw" を使用していない場合、または direction="upload" の場合は効果がありません。
例: 単一のスナップショットをダウンロードする場合:
<image_transfer> <snapshot id="2fb24fa2-a5db-446b-b733-4654661cd56d"/> <direction>download</direction> <format>raw</format> <shallow>true</shallow> </image_transfer>
アクティブなスナップショットディスクイメージ (ディスクスナップショットとしてアクセスできない) をダウンロードするには、ディスクを指定します。
<image_transfer> <disk id="ff6be46d-ef5d-41d6-835c-4a68e8956b00"/> <direction>download</direction> <format>raw</format> <shallow>true</shallow> </image_transfer>
どちらの場合も、imageio クライアントを使用して qcow2 イメージをダウンロードできるようになりました。
from ovirt_imageio import client client.download( transfer.transfer_url, "51275e7d-42e9-491f-9d65-b9211c897eac", backing_file="07c0ccac-0845-4665-9097-d0a3b16cf43b", backing_format="qcow2")
7.139.7. transfer_url
ユーザーが直接入力または出力できるデーモンサーバーの URL。
これは、proxy_url
の代わりになります。つまり、クライアントがホストマシンにアクセスできる場合、プロキシーをバイパスしてホストに直接転送することができ、スループットパフォーマンスが向上する可能性があります。この属性は、イメージ転送が 転送 フェーズにある場合にのみ使用できます。詳細は、phase
を参照してください。
名前 | タイプ | 概要 |
---|---|---|
| イメージ転送に関連付けられたバックアップ。 | |
| 入力または出力の対象となるディスク。 | |
| 入力または出力の対象となるイメージへの書き込みに使用されるホスト。 | |
| 入力または出力の対象となるイメージ。 | |
| 入力または出力の対象となるディスクスナップショット。 |
7.139.8. backup
イメージ転送に関連付けられたバックアップ。バックアップの一部であるディスクのイメージ転送を開始するときに指定します。
7.139.9. ホスト
入力または出力の対象となるイメージへの書き込みに使用されるホスト。指定されていない場合は、アクティブなホストがデータセンターからランダムに選択されます。
7.139.10. image
入力または出力の対象となるイメージ。
この属性は、エンジンのバージョン 4.2 以降で非推奨になりました。代わりに、disk
または snapshot
の属性を使用してください。