1.8.2. リリースイメージ


クラスターをビルドするときは、リリースイメージで指定されているバージョンの Red Hat OpenShift Container Platform を使用します。デフォルトでは、OpenShift Container Platform は clusterImageSets リソースを使用して、サポートされているリリースイメージのリストを取得します。

リリースイメージの詳細は、読み続けてください。

1.8.2.1. リリースイメージの指定

multicluster engine for Kubernetes Operator を使用してプロバイダー上にクラスターを作成する場合は、新しいクラスターに使用するリリースイメージを指定します。リリースイメージを指定するには、次のトピックを参照してください。

1.8.2.1.1. ClusterImageSets の検索

リリースイメージを参照する YAML ファイルは、acm-hive-openshift-releases GitHub リポジトリーに保持されます。これらのファイルは、コンソールで利用可能なリリースイメージのリストを作成します。これには、OpenShift Container Platform における最新の fast チャネルイメージが含まれます。

コンソールには、OpenShift Container Platform の 3 つの最新バージョンの最新リリースイメージのみが表示されます。たとえば、コンソールオプションに次のリリースイメージが表示され、<4.x> の部分が、使用している適切なリリースバージョンに変更されている場合があります。

quay.io/openshift-release-dev/ocp-release:<4.x>.1-x86_64

コンソールには最新バージョンが表示され、最新のリリースイメージを使用してクラスターを作成するのに役立ちます。特定のバージョンのクラスターを作成する必要がある場合は、古いリリースイメージバージョンも利用できます。

注記: コンソールでクラスターを作成する場合は、visible: 'true' ラベルを持つイメージのみを選択できます。ClusterImageSet リソース内のこのラベルの例は、以下の内容で提供されます。4.x.1 は、製品の最新バージョンに置き換えます。

apiVersion: hive.openshift.io/v1
kind: ClusterImageSet
metadata:
  labels:
    channel: fast
    visible: 'true'
  name: img4.x.1-x86-64-appsub
spec:
  releaseImage: quay.io/openshift-release-dev/ocp-release:4.x.1-x86_64

追加のリリースイメージは保管されますが、コンソールには表示されません。利用可能なリリースイメージをすべて表示するには、次のコマンドを実行します。

oc get clusterimageset

リポジトリーには、clusterImageSets ディレクトリーがあります。これは、リリースイメージを操作するときに使用するディレクトリーです。clusterImageSets ディレクトリーには、次のディレクトリーがあります。

  • Fast: サポート対象の各 OpenShift Container Platform バージョンのリリースイメージの内、最新バージョンを参照するファイルが含まれます。このフォルダー内のリリースイメージはテストされ、検証されており、サポートされます。
  • Releases: 各 OpenShift Container Platform バージョン (stable、fast、および candidate チャネル) のリリースイメージすべてを参照するファイルが含まれます。

    注記: これらのリリースすべてがテストされおらず、安定版とみなされているわけではありません。

  • Stable: サポート対象の各 OpenShift Container Platform バージョンのリリースイメージの内、最新の安定版 2 つを参照するファイルが含まれます。

    注記: デフォルトでは、リリースイメージの現在のリストは 1 時間ごとに更新されます。製品をアップグレードした後、リストに製品の新しいバージョンの推奨リリースイメージバージョンが反映されるまでに最大 1 時間かかる場合があります。

1.8.2.1.2. ClusterImageSets の設定

次のオプションを使用して ClusterImageSets を設定できます。

  • オプション 1: コンソールでクラスターを作成するには、使用する特定の ClusterImageSet のイメージ参照を指定します。指定した新しいエントリーはそれぞれ保持され、将来のすべてのクラスタープロビジョニングで使用できます。次のエントリーの例を参照してください。

    quay.io/openshift-release-dev/ocp-release:4.6.8-x86_64
  • オプション 2: GitHub リポジトリー acm-hive-openshift-releases から YAML ファイル ClusterImageSets を手動で作成し、適用します。
  • オプション 3: フォークされた GitHub リポジトリーから ClusterImageSets の自動更新を有効にするには、cluster-image-set-controller GitHub リポジトリーの README.md に従います。
1.8.2.1.3. 別のアーキテクチャーにクラスターをデプロイするためのリリースイメージの作成

両方のアーキテクチャーのファイルを持つリリースイメージを手動で作成することで、ハブクラスターのアーキテクチャーとは異なるアーキテクチャーでクラスターを作成できます。

たとえば、ppc64leaarch64、または s390x アーキテクチャーで実行されているハブクラスターから x86_64 クラスターを作成する必要があるとします。両方のファイルセットでリリースイメージを作成する場合に、新規のリリースイメージにより OpenShift Container Platform リリースレジストリーがマルチアーキテクチャーイメージマニフェストを提供できるので、クラスターの作成は成功します。

OpenShift Container Platform では、デフォルトで複数のアーキテクチャーがサポートされます。以下の clusterImageSet を使用してクラスターをプロビジョニングできます。4.x.0 は、現在サポートされているバージョンに置き換えます。

apiVersion: hive.openshift.io/v1
kind: ClusterImageSet
metadata:
  labels:
    channel: fast
    visible: 'true'
  name: img4.x.0-multi-appsub
spec:
  releaseImage: quay.io/openshift-release-dev/ocp-release:4.x.0-multi

複数のアーキテクチャーをサポートしない OpenShift Container Platform イメージのリリースイメージを作成するには、アーキテクチャータイプについて以下のような手順を実行します。

  1. OpenShift Container Platform リリースレジストリー から、x86_64s390xaarch64、および ppc64le リリースイメージを含む マニフェスト一覧 を作成します。

    1. 以下のコマンド例を実行して、Quay リポジトリー から環境内の両方のアーキテクチャーのマニフェストリストをプルします。4.x.1 は、製品の最新バージョンに置き換えます。

      podman pull quay.io/openshift-release-dev/ocp-release:4.x.1-x86_64
      podman pull quay.io/openshift-release-dev/ocp-release:4.x.1-ppc64le
      podman pull quay.io/openshift-release-dev/ocp-release:4.x.1-s390x
      podman pull quay.io/openshift-release-dev/ocp-release:4.x.1-aarch64
    2. 次のコマンドを実行して、イメージを管理するプライベートリポジトリーにログインします。<private-repo> は、リポジトリーへのパスに置き換えます。

      podman login <private-repo>
    3. 環境に適用される以下のコマンドを実行して、リリースイメージマニフェストをプライベートリポジトリーに追加します。4.x.1 は、製品の最新バージョンに置き換えます。<private-repo> は、リポジトリーへのパスに置き換えます。

      podman push quay.io/openshift-release-dev/ocp-release:4.x.1-x86_64 <private-repo>/ocp-release:4.x.1-x86_64
      podman push quay.io/openshift-release-dev/ocp-release:4.x.1-ppc64le <private-repo>/ocp-release:4.x.1-ppc64le
      podman push quay.io/openshift-release-dev/ocp-release:4.x.1-s390x <private-repo>/ocp-release:4.x.1-s390x
      podman push quay.io/openshift-release-dev/ocp-release:4.x.1-aarch64 <private-repo>/ocp-release:4.x.1-aarch64
    4. 次のコマンドを実行して、新しい情報のマニフェストを作成します。

      podman manifest create mymanifest
    5. 次のコマンドを実行して、両方のリリースイメージへの参照をマニフェストリストに追加します。4.x.1 は、製品の最新バージョンに置き換えます。<private-repo> は、リポジトリーへのパスに置き換えます。

      podman manifest add mymanifest <private-repo>/ocp-release:4.x.1-x86_64
      podman manifest add mymanifest <private-repo>/ocp-release:4.x.1-ppc64le
      podman manifest add mymanifest <private-repo>/ocp-release:4.x.1-s390x
      podman manifest add mymanifest <private-repo>/ocp-release:4.x.1-aarch64
    6. 次のコマンドを実行して、マニフェストリスト内のリストを既存のマニフェストとマージします。<private-repo> は、リポジトリーへのパスに置き換えます。4.x.1 は、最新バージョンに置き換えます。

      podman manifest push mymanifest docker://<private-repo>/ocp-release:4.x.1
  2. ハブクラスターで、リポジトリーのマニフェストを参照するリリースイメージを作成します。

    1. 以下の例のような情報を含む YAML ファイルを作成します。<private-repo> は、リポジトリーへのパスに置き換えます。4.x.1 は、最新バージョンに置き換えます。

      apiVersion: hive.openshift.io/v1
      kind: ClusterImageSet
      metadata:
        labels:
          channel: fast
          visible: "true"
        name: img4.x.1-appsub
      spec:
        releaseImage: <private-repo>/ocp-release:4.x.1
    2. ハブクラスターで以下のコマンドを実行し、変更を適用します。<file-name> を、先の手順で作成した YAML ファイルの名前に置き換えます。

      oc apply -f <file-name>.yaml
  3. OpenShift Container Platform クラスターの作成時に新規リリースイメージを選択します。
  4. Red Hat Advanced Cluster Management コンソールを使用してマネージドクラスターをデプロイする場合は、クラスター作成プロセス時に Architecture フィールドにマネージドクラスターのアーキテクチャーを指定します。

作成プロセスでは、マージされたリリースイメージを使用してクラスターを作成します。

1.8.2.1.4. 関連情報
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