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第5章 AMQ Streams operator の使用

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AMQ Streams の operator を使用して Kafka クラスターと Kafka トピックおよびユーザーを管理します。

5.1. Cluster Operator の使用

Cluster Operator は Kafka クラスターや他の Kafka コンポーネントをデプロイするために使用されます。

Cluster Operator は YAML インストールファイルを使用してデプロイされます。

Cluster Operator のデプロイメントに関する詳細は、『OpenShift での AMQ Streams のデプロイおよびアップグレード』の「Cluster Operator のデプロイ」を参照してください。

Kafka で利用可能なデプロイメントオプションの詳細は、「Kafka Cluster の設定」を参照してください。

注記

OpenShift では、Kafka Connect デプロイメントに Source2Image 機能を組み込み、追加のコネクターを加えるための便利な方法として利用できます。

5.1.1. Cluster Operator の設定

Cluster Operator は、以下のサポートされる環境変数とロギング設定を使用して設定できます。

STRIMZI_NAMESPACE

Operator が操作する namespace のカンマ区切りのリスト。設定されていない場合や、空の文字列や * に設定された場合は、Cluster Operator はすべての namespace で操作します。Cluster Operator デプロイメントでは OpenShift Downward API を使用して、これを Cluster Operator がデプロイされる namespace に自動設定することがあります。以下の例を参照してください。

env:
  - name: STRIMZI_NAMESPACE
    valueFrom:
      fieldRef:
        fieldPath: metadata.namespace
STRIMZI_FULL_RECONCILIATION_INTERVAL_MS
任意設定、デフォルトは 120000 ミリ秒です。定期的な調整の間隔 (秒単位)。
STRIMZI_OPERATION_TIMEOUT_MS
任意設定、デフォルトは 300000 ミリ秒です。内部操作のタイムアウト (ミリ秒単位)。この値は、標準の OpenShift 操作の時間が通常よりも長いクラスターで (Docker イメージのダウンロードが遅い場合など) AMQ Streams を使用する場合に増やす必要があります。
STRIMZI_KAFKA_IMAGES
必須。Kafka バージョンから、そのバージョンの Kafka ブローカーが含まれる該当の Docker イメージへのマッピングが提供されます。必要な構文は、空白またはカンマ区切りの <version>=<image> ペアです。例: 2.5. 0=registry.redhat.io/amq7/amq-streams-kafka-25-rhel7:1.6.7, 2.6.0=registry.redhat.io/amq7/amq-streams-kafka-26-rhel7:1.6. 7 .これは、「コンテナーイメージ」 で説明されているように、Kafka.spec.kafka.version プロパティーが指定されていても Kafka.spec.kafka.image プロパティーが指定されていない場合に使用されます。
STRIMZI_DEFAULT_KAFKA_INIT_IMAGE
Optional, default registry.redhat.io/amq7/amq-streams-rhel7-operator:1.6.7.「コンテナーイメージ」kafka-init-image として指定されたイメージがない場合に、初期設定作業(ラックサポート)のブローカーの前に開始される init コンテナーのデフォルトとして使用するイメージ名。
STRIMZI_KAFKA_CONNECT_IMAGES
必須。Kafka バージョンから、そのバージョンの Kafka Connect が含まれる該当の Docker イメージへのマッピングが提供されます。必要な構文は、空白またはカンマ区切りの <version>=<image> ペアです。例: 2.5. 0=registry.redhat.io/amq7/amq-streams-kafka-25-rhel7:1.6.7, 2.6.0=registry.redhat.io/amq7/amq-streams-kafka-26-rhel7:1.6. 7 .これは、image で説明されているように、KafkaConnect.spec.version プロパティーが指定されていても KafkaConnect.spec.image プロパティーが指定されていない場合に使用されます。
STRIMZI_KAFKA_CONNECT_S2I_IMAGES
必須。Kafka バージョンから、そのバージョンの Kafka Connect が含まれる該当の Docker イメージへのマッピングが提供されます。必要な構文は、空白またはカンマ区切りの <version>=<image> ペアです。例: 2.5. 0=registry.redhat.io/amq7/amq-streams-kafka-25-rhel7:1.6.7, 2.6.0=registry.redhat.io/amq7/amq-streams-kafka-26-rhel7:1.6. 7 .これは、image で説明されているように、KafkaConnectS2I.spec.version プロパティーが指定されていても KafkaConnectS2I.spec.image プロパティーが指定されていない場合に使用されます。
STRIMZI_KAFKA_MIRROR_MAKER_IMAGES
必須。Kafka バージョンから、そのバージョンの Kafka Mirror Maker が含まれる該当の Docker イメージへのマッピングが提供されます。必要な構文は、空白またはカンマ区切りの <version>=<image> ペアです。例: 2.5. 0=registry.redhat.io/amq7/amq-streams-kafka-25-rhel7:1.6.7, 2.6.0=registry.redhat.io/amq7/amq-streams-kafka-26-rhel7:1.6. 7 .これは、image に説明されているように、KafkaMirrorMaker.spec.version プロパティーが指定されていても KafkaMirrorMaker.spec.image プロパティーが指定されていない場合に使用されます。
STRIMZI_DEFAULT_TOPIC_OPERATOR_IMAGE
Optional, default registry.redhat.io/amq7/amq-streams-rhel7-operator:1.6.7.Kafka リソースの 「コンテナーイメージ」Kafka.spec.entityOperator.topicOperator.image として指定されたイメージがない場合に、Topic Operator のデプロイ時にデフォルトとして使用するイメージ名。
STRIMZI_DEFAULT_USER_OPERATOR_IMAGE
Optional, default registry.redhat.io/amq7/amq-streams-rhel7-operator:1.6.7.Kafka リソースの 「コンテナーイメージ」Kafka.spec.entityOperator.userOperator.image として指定されたイメージがない場合に、User Operator のデプロイ時にデフォルトとして使用するイメージ名。
STRIMZI_DEFAULT_TLS_SIDECAR_ENTITY_OPERATOR_IMAGE
Optional, default registry.redhat.io/amq7/amq-streams-kafka-26-rhel7:1.6.7.「コンテナーイメージ」Kafka.spec.entityOperator.tlsSidecar.image として指定されたイメージがない場合に、Entity Operator の TLS サポートを提供するサイドカーコンテナーをデプロイする際にデフォルトとして使用するイメージ名
STRIMZI_IMAGE_PULL_POLICY
任意設定。AMQ Streams の Cluster Operator によって管理されるすべての Pod のコンテナーに適用される ImagePullPolicy。有効な値は AlwaysIfNotPresent、および Never です。指定のない場合、OpenShift のデフォルトが使用されます。ポリシーを変更すると、すべての Kafka、Kafka Connect、および Kafka MirrorMaker クラスターのローリングアップデートが実行されます。
STRIMZI_IMAGE_PULL_SECRETS
任意設定。Secret 名のカンマ区切りのリスト。ここで参照されるシークレットには、コンテナーイメージがプルされるコンテナーレジストリーへのクレデンシャルが含まれます。シークレットは、Cluster Operator によって作成されるすべての PodsimagePullSecrets フィールドで使用されます。このリストを変更すると、Kafka、Kafka Connect、および Kafka MirrorMaker のすべてのクラスターのローリングアップデートが実行されます。
STRIMZI_KUBERNETES_VERSION

任意設定。API サーバーから検出された OpenShift バージョン情報をオーバーライドします。以下の例を参照してください。

env:
  - name: STRIMZI_KUBERNETES_VERSION
    value: |
           major=1
           minor=16
           gitVersion=v1.16.2
           gitCommit=c97fe5036ef3df2967d086711e6c0c405941e14b
           gitTreeState=clean
           buildDate=2019-10-15T19:09:08Z
           goVersion=go1.12.10
           compiler=gc
           platform=linux/amd64
KUBERNETES_SERVICE_DNS_DOMAIN

任意設定。デフォルトの OpenShift DNS サフィックスを上書きします。

デフォルトでは、OpenShfit クラスターで割り当てられるサービスに、デフォルトのサフィックス cluster.local を使用する DNS ドメイン名があります。

ブローカーが kafka-0 の場合の例は次のとおりです。

<cluster-name>-kafka-0.<cluster-name>-kafka-brokers.<namespace>.svc.cluster.local

DNS ドメイン名は、ホスト名の検証に使用される Kafka ブローカー証明書に追加されます。

クラスターで異なる DNS サフィックスを使用している場合、Kafka ブローカーとの接続を確立するために、KUBERNETES_SERVICE_DNS_DOMAIN 環境変数をデフォルトから現在使用中の DNS サフィックスに変更します。

ConfigMap による設定

Cluster Operator のロギングは、strimzi-cluster-operator ConfigMap によって設定されます。

ロギング設定が含まれる ConfigMap は、Cluster Operator のインストール時に作成されます。この ConfigMap は、install/cluster-operator/050-ConfigMap-strimzi-cluster-operator.yaml ファイルに記述されます。このConfigMapのデータフィールドlog4j2.propertiesを変更することで、Cluster Operatorのロギングを設定します。

ロギング設定を更新するには、050-ConfigMap-strimzi-cluster-operator.yaml ファイルを編集し、以下のコマンドを実行します。

oc apply -f install/cluster-operator/050-ConfigMap-strimzi-cluster-operator.yaml

または、ConfigMap を直接編集することもできます。

oc edit cm strimzi-cluster-operator

リロード間隔の頻度を変更するには、作成された ConfigMapmonitorInterval オプションで秒単位の時間を設定します。

クラスタオペレータのデプロイ時にConfigMapがない場合、デフォルトのロギング値が使用されます。

Cluster Operator のデプロイ後に ConfigMap が誤って削除される場合、最後に読み込まれたロギング設定が使用されます。新規のロギング設定を読み込むために新規 ConfigMap を作成します。

注記

ConfigMap から monitorInterval オプションを削除しないでください。

5.1.1.1. 定期的な調整

Cluster Operator は OpenShift クラスターから受信する必要なクラスターリソースに関するすべての通知に対応しますが、Operator が実行されていない場合や、何らかの理由で通知が受信されない場合、必要なリソースは実行中の OpenShift クラスターの状態と同期しなくなります。

フェイルオーバーを適切に処理するために、Cluster Operator によって定期的な調整プロセスが実行され、必要なリソースすべてで一貫した状態になるように、必要なリソースの状態を現在のクラスターデプロイメントと比較できます。[STRIMZI_FULL_RECONCILIATION_INTERVAL_MS] 変数を使用して、定期的な調整の時間間隔を設定できます。

5.1.2. ロールベースアクセス制御 (RBAC) のプロビジョニング

クラスターオペレーターが機能するためには、OpenShiftクラスター内で、KafkaKafkaConnectなどのリソースや、ConfigMapsPodDeploymentsStatefulSetsServicesなどの管理されたリソースとやりとりする権限が必要です。このようなパーミッションは、OpenShift のロールベースアクセス制御 (RBAC) リソースに記述されます。

  • ServiceAccount
  • Role および ClusterRole
  • RoleBinding および ClusterRoleBinding

Cluster Operator は、ClusterRoleBinding を使用して独自の ServiceAccount で実行される他に、OpenShift リソースへのアクセスを必要とするコンポーネントの RBAC リソースを管理します。

また OpenShift には、ServiceAccount で動作するコンポーネントが、その ServiceAccount にはない他の ServiceAccounts の権限を付与しないようにするための特権昇格の保護機能も含まれています。Cluster Operator は、ClusterRoleBindings と、それが管理するリソースで必要な RoleBindings を作成できる必要があるため、Cluster Operator にも同じ権限が必要です。

5.1.2.1. 委譲された権限

Cluster Operator が必要な Kafka リソースのリソースをデプロイする場合、以下のように ServiceAccountsRoleBindings、および ClusterRoleBindings も作成します。

  • Kafka ブローカー Pod は、cluster-name-kafka という ServiceAccount を使用します。

    • ラック機能が使用されると、strimzi-cluster-name-kafka-init ClusterRoleBinding は、strimzi-kafka-broker と呼ばれる ClusterRole 経由で、クラスター内のノードへの ServiceAccount アクセスを付与するために使用されます。
    • ラック機能が使用されていない場合は、バインディングは作成されません。
  • ZooKeeper Pod では cluster-name-zookeeper という ServiceAccount が使用されます。
  • Entity Operator Pod では cluster-name-entity-operator という ServiceAccount が使用されます。

    • Topic Operator はステータス情報のある OpenShift イベントを生成するため、ServiceAccountstrimzi-entity-operator という ClusterRole にバインドされ、strimzi-entity-operator RoleBinding 経由でこのアクセス権限を付与します。
  • KafkaConnect および KafkaConnectS2I リソースの Pod は、cluster-name-cluster-connect という ServiceAccount を使用します。
  • KafkaMirrorMaker の Pod は、cluster-name-mirror-maker という ServiceAccount を使用します。
  • KafkaMirrorMaker2 の Pod は、cluster-name-mirrormaker2という ServiceAccount を使用します。
  • KafkaBridge の Pod は、cluster-name-bridge という ServiceAccount を使用します。

5.1.2.2. ServiceAccount

Cluster Operator は ServiceAccount を使用して最適に実行されます。

Cluster Operator の ServiceAccount の例

apiVersion: v1
kind: ServiceAccount
metadata:
  name: strimzi-cluster-operator
  labels:
    app: strimzi

その後、Cluster Operator の Deployment で、これを spec.template.spec.serviceAccountName に指定する必要があります。

Cluster Operator の Deployment の部分的な例

apiVersion: apps/v1
kind: Deployment
metadata:
  name: strimzi-cluster-operator
  labels:
    app: strimzi
spec:
  replicas: 1
  selector:
    matchLabels:
      name: strimzi-cluster-operator
      strimzi.io/kind: cluster-operator
  template:
      # ...

12 行目で、strimzi-cluster-operator ServiceAccountserviceAccountName として指定されています。

5.1.2.3. ClusterRoles

Cluster Operator は、必要なリソースへのアクセス権限を付与する ClusterRole を使用して操作する必要があります。OpenShift クラスターの設定によっては、クラスター管理者が ClusterRoles を作成する必要があることがあります。

注記

クラスター管理者の権限は ClusterRoles の作成にのみ必要です。Cluster Operator はクラスター管理者アカウントで実行されません。

ClusterRoles は、 最小権限の原則に従い、Kafka、Kafka Connect、および ZooKeeper クラスターを操作するために Cluster Operator が必要とする権限のみが含まれます。最初に割り当てられた一連の権限により、Cluster Operator で StatefulSetsDeploymentsPods、および ConfigMaps などの OpenShift リソースを管理できます。

Cluster Operator は ClusterRoles を使用して、namespace スコープリソースのレベルおよびクラスタースコープリソースのレベルで権限を付与します。

Cluster Operator の namespaced リソースのある ClusterRole

apiVersion: rbac.authorization.k8s.io/v1
kind: ClusterRole
metadata:
  name: strimzi-cluster-operator-namespaced
  labels:
    app: strimzi
rules:
  - apiGroups:
      - ""
    resources:
      # The cluster operator needs to access and manage service accounts to grant Strimzi components cluster permissions
      - serviceaccounts
    verbs:
      - get
      - create
      - delete
      - patch
      - update
  - apiGroups:
      - "rbac.authorization.k8s.io"
    resources:
      # The cluster operator needs to access and manage rolebindings to grant Strimzi components cluster permissions
      - rolebindings
    verbs:
      - get
      - create
      - delete
      - patch
      - update
  - apiGroups:
      - ""
    resources:
      # The cluster operator needs to access and manage config maps for Strimzi components configuration
      - configmaps
      # The cluster operator needs to access and manage services to expose Strimzi components to network traffic
      - services
      # The cluster operator needs to access and manage secrets to handle credentials
      - secrets
      # The cluster operator needs to access and manage persistent volume claims to bind them to Strimzi components for persistent data
      - persistentvolumeclaims
    verbs:
      - get
      - list
      - watch
      - create
      - delete
      - patch
      - update
  - apiGroups:
      - "kafka.strimzi.io"
    resources:
      # The cluster operator runs the KafkaAssemblyOperator, which needs to access and manage Kafka resources
      - kafkas
      - kafkas/status
      # The cluster operator runs the KafkaConnectAssemblyOperator, which needs to access and manage KafkaConnect resources
      - kafkaconnects
      - kafkaconnects/status
      # The cluster operator runs the KafkaConnectS2IAssemblyOperator, which needs to access and manage KafkaConnectS2I resources
      - kafkaconnects2is
      - kafkaconnects2is/status
      # The cluster operator runs the KafkaConnectorAssemblyOperator, which needs to access and manage KafkaConnector resources
      - kafkaconnectors
      - kafkaconnectors/status
      # The cluster operator runs the KafkaMirrorMakerAssemblyOperator, which needs to access and manage KafkaMirrorMaker resources
      - kafkamirrormakers
      - kafkamirrormakers/status
      # The cluster operator runs the KafkaBridgeAssemblyOperator, which needs to access and manage BridgeMaker resources
      - kafkabridges
      - kafkabridges/status
      # The cluster operator runs the KafkaMirrorMaker2AssemblyOperator, which needs to access and manage KafkaMirrorMaker2 resources
      - kafkamirrormaker2s
      - kafkamirrormaker2s/status
      # The cluster operator runs the KafkaRebalanceAssemblyOperator, which needs to access and manage KafkaRebalance resources
      - kafkarebalances
      - kafkarebalances/status
    verbs:
      - get
      - list
      - watch
      - create
      - delete
      - patch
      - update
  - apiGroups:
      - ""
    resources:
      # The cluster operator needs to access and delete pods, this is to allow it to monitor pod health and coordinate rolling updates
      - pods
    verbs:
      - get
      - list
      - watch
      - delete
  - apiGroups:
      - ""
    resources:
      - endpoints
    verbs:
      - get
      - list
      - watch
  - apiGroups:
      # The cluster operator needs the extensions api as the operator supports Kubernetes version 1.11+
      # apps/v1 was introduced in Kubernetes 1.14
      - "extensions"
    resources:
      # The cluster operator needs to access and manage deployments to run deployment based Strimzi components
      - deployments
      - deployments/scale
      # The cluster operator needs to access replica sets to manage Strimzi components and to determine error states
      - replicasets
      # The cluster operator needs to access and manage replication controllers to manage replicasets
      - replicationcontrollers
      # The cluster operator needs to access and manage network policies to lock down communication between Strimzi components
      - networkpolicies
      # The cluster operator needs to access and manage ingresses which allow external access to the services in a cluster
      - ingresses
    verbs:
      - get
      - list
      - watch
      - create
      - delete
      - patch
      - update
  - apiGroups:
      - "apps"
    resources:
      # The cluster operator needs to access and manage deployments to run deployment based Strimzi components
      - deployments
      - deployments/scale
      - deployments/status
      # The cluster operator needs to access and manage stateful sets to run stateful sets based Strimzi components
      - statefulsets
      # The cluster operator needs to access replica-sets to manage Strimzi components and to determine error states
      - replicasets
    verbs:
      - get
      - list
      - watch
      - create
      - delete
      - patch
      - update
  - apiGroups:
      - ""
    resources:
      # The cluster operator needs to be able to create events and delegate permissions to do so
      - events
    verbs:
      - create
  - apiGroups:
      # OpenShift S2I requirements
      - apps.openshift.io
    resources:
      - deploymentconfigs
      - deploymentconfigs/scale
      - deploymentconfigs/status
      - deploymentconfigs/finalizers
    verbs:
      - get
      - list
      - watch
      - create
      - delete
      - patch
      - update
  - apiGroups:
      # OpenShift S2I requirements
      - build.openshift.io
    resources:
      - buildconfigs
      - builds
    verbs:
      - create
      - delete
      - get
      - list
      - patch
      - watch
      - update
  - apiGroups:
      # OpenShift S2I requirements
      - image.openshift.io
    resources:
      - imagestreams
      - imagestreams/status
    verbs:
      - create
      - delete
      - get
      - list
      - watch
      - patch
      - update
  - apiGroups:
      - networking.k8s.io
    resources:
      # The cluster operator needs to access and manage network policies to lock down communication between Strimzi components
      - networkpolicies
    verbs:
      - get
      - list
      - watch
      - create
      - delete
      - patch
      - update
  - apiGroups:
      - route.openshift.io
    resources:
      # The cluster operator needs to access and manage routes to expose Strimzi components for external access
      - routes
      - routes/custom-host
    verbs:
      - get
      - list
      - create
      - delete
      - patch
      - update
  - apiGroups:
      - policy
    resources:
      # The cluster operator needs to access and manage pod disruption budgets this limits the number of concurrent disruptions
      # that a Strimzi component experiences, allowing for higher availability
      - poddisruptionbudgets
    verbs:
      - get
      - list
      - watch
      - create
      - delete
      - patch
      - update

2 番目の一連の権限には、クラスタースコープリソースに必要な権限が含まれます。

Cluster Operator のクラスタースコープリソースのある ClusterRole

apiVersion: rbac.authorization.k8s.io/v1
kind: ClusterRole
metadata:
  name: strimzi-cluster-operator-global
  labels:
    app: strimzi
rules:
  - apiGroups:
      - "rbac.authorization.k8s.io"
    resources:
      # The cluster operator needs to create and manage cluster role bindings in the case of an install where a user
      # has specified they want their cluster role bindings generated
      - clusterrolebindings
    verbs:
      - get
      - create
      - delete
      - patch
      - update
      - watch
  - apiGroups:
      - storage.k8s.io
    resources:
      # The cluster operator requires "get" permissions to view storage class details
      # This is because only a persistent volume of a supported storage class type can be resized
      - storageclasses
    verbs:
      - get
  - apiGroups:
      - ""
    resources:
      # The cluster operator requires "list" permissions to view all nodes in a cluster
      # The listing is used to determine the node addresses when NodePort access is configured
      # These addresses are then exposed in the custom resource states
      - nodes
    verbs:
      - list

strimzi-kafka-broker ClusterRole は、ラック機能に使用される Kafka Pod の init コンテナーが必要とするアクセス権限を表します。「委譲された権限」 で説明したように、このアクセスを委譲できるようにするには、このロールも Cluster Operator に必要です。

Cluster Operator の ClusterRole により、OpenShift ノードへのアクセスを Kafka ブローカー Pod に委譲できます。

apiVersion: rbac.authorization.k8s.io/v1
kind: ClusterRole
metadata:
  name: strimzi-kafka-broker
  labels:
    app: strimzi
rules:
  - apiGroups:
      - ""
    resources:
      # The Kafka Brokers require "get" permissions to view the node they are on
      # This information is used to generate a Rack ID that is used for High Availability configurations
      - nodes
    verbs:
      - get

strimzi-topic-operatorClusterRole は、Topic Operator が必要とするアクセスを表します。「委譲された権限」 で説明したように、このアクセスを委譲できるようにするには、このロールも Cluster Operator に必要です。

Cluster Operator のClusterRole により、イベントへのアクセスを Topic Operator に委譲できます。

apiVersion: rbac.authorization.k8s.io/v1
kind: ClusterRole
metadata:
  name: strimzi-entity-operator
  labels:
    app: strimzi
rules:
  - apiGroups:
      - "kafka.strimzi.io"
    resources:
      # The entity operator runs the KafkaTopic assembly operator, which needs to access and manage KafkaTopic resources
      - kafkatopics
      - kafkatopics/status
      # The entity operator runs the KafkaUser assembly operator, which needs to access and manage KafkaUser resources
      - kafkausers
      - kafkausers/status
    verbs:
      - get
      - list
      - watch
      - create
      - patch
      - update
      - delete
  - apiGroups:
      - ""
    resources:
      - events
    verbs:
      # The entity operator needs to be able to create events
      - create
  - apiGroups:
      - ""
    resources:
      # The entity operator user-operator needs to access and manage secrets to store generated credentials
      - secrets
    verbs:
      - get
      - list
      - create
      - patch
      - update
      - delete

strimzi-kafka-client ClusterRole は、クライアントのラックアウェアネスを使用する Kafka クライアントをベースとしたコンポーネントが必要とするアクセス権限を表します。「委譲された権限」 で説明したように、このアクセスを委譲できるようにするには、このロールも Cluster Operator に必要です。

Cluster Operator の ClusterRole により、OpenShift ノードへのアクセスを Kafka クライアントベースの Pod に委譲できます。

apiVersion: rbac.authorization.k8s.io/v1
kind: ClusterRole
metadata:
  name: strimzi-kafka-client
  labels:
    app: strimzi
rules:
  - apiGroups:
      - ""
    resources:
      # The Kafka clients (Connect, Mirror Maker, etc.) require "get" permissions to view the node they are on
      # This information is used to generate a Rack ID (client.rack option) that is used for consuming from the closest
      # replicas when enabled
      - nodes
    verbs:
      - get

5.1.2.4. ClusterRoleBindings

Operator には ClusterRoleServiceAccount に関連付ける ClusterRoleBindings および RoleBindings が必要です。ClusterRoleBindings は、クラスタースコープのリソースが含まれる ClusterRole に必要になります。

Cluster Operator の ClusterRoleBinding の例

apiVersion: rbac.authorization.k8s.io/v1
kind: ClusterRoleBinding
metadata:
  name: strimzi-cluster-operator
  labels:
    app: strimzi
subjects:
  - kind: ServiceAccount
    name: strimzi-cluster-operator
    namespace: myproject
roleRef:
  kind: ClusterRole
  name: strimzi-cluster-operator-global
  apiGroup: rbac.authorization.k8s.io

ClusterRoleBindings は、委譲に必要な ClusterRole にも必要です。

Kafka ブローカーラックアウェアネスの Cluster Operator の Cluster RoleBinding の例

apiVersion: rbac.authorization.k8s.io/v1
kind: ClusterRoleBinding
metadata:
  name: strimzi-cluster-operator-kafka-broker-delegation
  labels:
    app: strimzi
# The Kafka broker cluster role must be bound to the cluster operator service account so that it can delegate the cluster role to the Kafka brokers.
# This must be done to avoid escalating privileges which would be blocked by Kubernetes.
subjects:
  - kind: ServiceAccount
    name: strimzi-cluster-operator
    namespace: myproject
roleRef:
  kind: ClusterRole
  name: strimzi-kafka-broker
  apiGroup: rbac.authorization.k8s.io

および

Kafka クライアントラックアウェアネスの Cluster Operator の Cluster RoleBinding の例

apiVersion: rbac.authorization.k8s.io/v1
kind: ClusterRoleBinding
metadata:
  name: strimzi-cluster-operator-kafka-client-delegation
  labels:
    app: strimzi
# The Kafka clients cluster role must be bound to the cluster operator service account so that it can delegate the
# cluster role to the Kafka clients using it for consuming from closest replica.
# This must be done to avoid escalating privileges which would be blocked by Kubernetes.
subjects:
  - kind: ServiceAccount
    name: strimzi-cluster-operator
    namespace: myproject
roleRef:
  kind: ClusterRole
  name: strimzi-kafka-client
  apiGroup: rbac.authorization.k8s.io

namespaced リソースのみが含まれる ClusterRoles は、RoleBindings のみを使用してバインドされます。

apiVersion: rbac.authorization.k8s.io/v1
kind: RoleBinding
metadata:
  name: strimzi-cluster-operator
  labels:
    app: strimzi
subjects:
  - kind: ServiceAccount
    name: strimzi-cluster-operator
    namespace: myproject
roleRef:
  kind: ClusterRole
  name: strimzi-cluster-operator-namespaced
  apiGroup: rbac.authorization.k8s.io
apiVersion: rbac.authorization.k8s.io/v1
kind: RoleBinding
metadata:
  name: strimzi-cluster-operator-entity-operator-delegation
  labels:
    app: strimzi
# The Entity Operator cluster role must be bound to the cluster operator service account so that it can delegate the cluster role to the Entity Operator.
# This must be done to avoid escalating privileges which would be blocked by Kubernetes.
subjects:
  - kind: ServiceAccount
    name: strimzi-cluster-operator
    namespace: myproject
roleRef:
  kind: ClusterRole
  name: strimzi-entity-operator
  apiGroup: rbac.authorization.k8s.io
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