B.4.2. 設定


config プロパティーを使用して、以下の JSON タイプの 1 つの値が含まれるキーとして Kafka ブローカーを設定します。

  • 文字列
  • 数値
  • ブール値

AMQ Streams によって直接管理されるオプション以外は、Apache Kafka ドキュメント の「Broker Configs」セクションにあるすべてのオプションを指定および設定できます。以下の文字列の 1 つと同じキーまたは以下の文字列の 1 つで始まるキーを持つ設定オプションはすべて禁止されています。

  • listeners
  • advertised.
  • broker.
  • listener.
  • host.name
  • port
  • inter.broker.listener.name
  • sasl.
  • ssl.
  • security.
  • password.
  • principal.builder.class
  • log.dir
  • zookeeper.connect
  • zookeeper.set.acl
  • authorizer.
  • super.user

禁止されているオプションが config プロパティーにある場合、そのオプションは無視され、警告メッセージが Cluster Operator ログファイルに出力されます。サポートされるその他すべてのオプションは Kafka に渡されます。

禁止されているオプションには例外があります。TLSバージョンの特定の暗号スイートを使用するクライアント接続のために、許可されたsslプロパティを設定することができます。zookeeper.connection.timeout.ms プロパティーを設定して、ZooKeeper 接続の確立に許可される最大時間を設定することもできます。

Kafka ブローカーの設定例

apiVersion: kafka.strimzi.io/v1beta1
kind: Kafka
metadata:
  name: my-cluster
spec:
  kafka:
    # ...
    config:
      num.partitions: 1
      num.recovery.threads.per.data.dir: 1
      default.replication.factor: 3
      offsets.topic.replication.factor: 3
      transaction.state.log.replication.factor: 3
      transaction.state.log.min.isr: 1
      log.retention.hours: 168
      log.segment.bytes: 1073741824
      log.retention.check.interval.ms: 300000
      num.network.threads: 3
      num.io.threads: 8
      socket.send.buffer.bytes: 102400
      socket.receive.buffer.bytes: 102400
      socket.request.max.bytes: 104857600
      group.initial.rebalance.delay.ms: 0
      ssl.cipher.suites: "TLS_ECDHE_RSA_WITH_AES_256_GCM_SHA384"
      ssl.enabled.protocols: "TLSv1.2"
      ssl.protocol: "TLSv1.2"
      zookeeper.connection.timeout.ms: 6000
    # ...

プロパティー説明

replicas

クラスター内の Pod 数。

integer

image

Pod の Docker イメージ。デフォルト値は、設定した Kafka.spec.kafka.version によって異なります。

string

storage

ストレージの設定 (ディスク)。更新はできません。タイプは、指定のオブジェクト内の storage.type プロパティーの値によって異なり、[ephemeral、persistent-claim、jbod] のいずれかでなければなりません。

EphemeralStoragePersistentClaimStorageJbodStorage

listeners

Kafka ブローカーのリスナーを設定します。

GenericKafkaListener 配列または KafkaListeners

認可

Kafka ブローカーの承認設定。タイプは、指定のオブジェクト内の authorization.type プロパティーの値によって異なり、[simple、opa、keycloak] のいずれかでなければなりません。

KafkaAuthorizationSimpleKafkaAuthorizationKeycloakKafkaAuthorizationKeycloak

設定

次の接頭辞のある Kafka ブローカーの config プロパティーは設定できません: listeners、advertised.、broker.、listener.、 host.name、port、inter.broker.listener.name、sasl.、ssl.、 security.、password.、principal.builder.class、log.dir、 zookeeper.connect、zookeeper.set.acl、zookeeper.ssl、zookeeper.clientCnxnSocket、authorizer.、super.user、cruise.control.metrics.topic、cruise.control.metrics.reporter.bootstrap.servers (次の例外を除く: zookeeper.connection.timeout.ms、ssl.cipher.suites、ssl.protocol、ssl.enabled.protocols,cruise.control.metrics.topic.num.partitions、cruise.control.metrics.topic.replication.factor、cruise.control.metrics.topic.retention.ms、cruise.control.metrics.topic.auto.create.retries、cruise.control.metrics.topic.auto.create.timeout.ms)

map

rack

broker.rack ブローカー設定の設定

Rack

brokerRackInitImage

broker.rack の初期化に使用される init コンテナーのイメージ。

string

affinity

affinity プロパティーは非推奨となりました。この機能は、spec.kafka.template.pod.affinity パスで設定する必要があります。Pod のアフィニティールール。外部のドキュメント「core/v1 affinity」を参照してください。

Affinity

tolerations

tolerations プロパティーは非推奨となりました。この機能は、spec.kafka.template.pod.tolerations パスで設定する必要があります。Pod の許容 (Toleration)。外部のドキュメント「core/v1 toleration」を参照してください。

Toleration array

livenessProbe

Pod の liveness チェック。

Probe

readinessProbe

Pod の readiness チェック。

Probe

jvmOptions

Pod の JVM オプション。

JvmOptions

jmxOptions

Kafka ブローカーの JMX オプション。

KafkaJmxOptions

resources

予約する CPU およびメモリーリソース。外部のキュメント「core/v1 resourcerequirements」を参照してください。

ResourceRequirements

metrics

Prometheus JMX エクスポーターの設定。この設定の構造に関する詳細は、https://github.com/prometheus/jmx_exporter を参照してください。

map

logging

Kafka のロギング設定。タイプは、指定のオブジェクト内の logging.type プロパティーの値によって異なり、[inline、external] のいずれかでなければなりません。

InlineLoggingExternalLogging

tlsSidecar

tlsSidecar プロパティーは非推奨になりました。TLS サイドカーの設定。

TlsSidecar

template

Kafka クラスターリソースのテンプレート。ユーザーはテンプレートにより、StatefulSetPod、および Service の生成方法を指定できます。

KafkaClusterTemplate

version

Kafka ブローカーのバージョン。デフォルトは 2.6.0 です。バージョンのアップグレードまたはダウングレードに必要なプロセスを理解するには、ユーザードキュメントを参照してください。

string

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