4.3.2. Kafka へのユーザーアクセスのセキュア化
KafkaUser
リソースのプロパティーを使用して Kafka ユーザーを設定します。
oc apply
を使用すると、ユーザーを作成または編集できます。oc delete
を使用すると、既存のユーザーを削除できます。
以下は例になります。
-
oc apply -f USER-CONFIG-FILE
-
oc delete KafkaUser USER-NAME
KafkaUser
認証および承認メカニズムを設定する場合、必ず同等の Kafka
設定と一致するようにしてください。
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KafkaUser.spec.authentication
はKafka.spec.kafka.listeners[*].authentication
と一致します。 -
KafkaUser.spec.authorization
はKafka.spec.kafka.authorization
と一致します。
この手順では、TLS 認証でユーザーを作成する方法を説明します。SCRAM-SHA 認証でユーザーを作成することも可能です。
必要な認証は、Kafka ブローカーリスナーに設定された認証のタイプ によって異なります。
Kafka ユーザーと Kafka ブローカー間の認証は、それぞれの認証設定によって異なります。たとえば、TLS が Kafka 設定で有効になっていない場合は、TLS でユーザーを認証できません。
前提条件
- TLS による認証および暗号化を使用して Kafka ブローカーリスナーで設定された 稼働中の Kafka クラスターが必要です。
- 稼働中の User Operator (通常は Entity Operator でデプロイされる) が必要です。
KafkaUser
の認証タイプは、Kafka
ブローカーに設定された認証と一致する必要があります。
手順
KafkaUser
リソースを設定します。以下は例になります。
apiVersion: kafka.strimzi.io/v1beta1 kind: KafkaUser metadata: name: my-user labels: strimzi.io/cluster: my-cluster spec: authentication: 1 type: tls authorization: type: simple 2 acls: - resource: type: topic name: my-topic patternType: literal operation: Read - resource: type: topic name: my-topic patternType: literal operation: Describe - resource: type: group name: my-group patternType: literal operation: Read
KafkaUser
リソースを作成または更新します。oc apply -f USER-CONFIG-FILE
KafkaUser
リソースと同じ名前の Secret と共に、ユーザーが作成されます。Secret には、TLS クライアント認証の秘密鍵と公開鍵が含まれます。
Kafka ブローカーへの接続をセキュアにするために Kafka クライアントをプロパティーで設定する詳細は『OpenShift での AMQ Streams のデプロイおよびアップグレード』の「OpenShift 外クライアントのアクセスの設定」を参照してください。