1.6. リスナーの設定
リスナーは、Kafka ブローカーへの接続に使用されます。
AMQ Streamsは、Kafka
リソースを介してリスナーを設定するためのプロパティを備えたジェネリックな GenericKafkaListener
スキーマを提供しています。
GenericKafkaListener
は、リスナー設定に柔軟なアプローチを提供します。
プロパティーを指定して、OpenShift クラスター内で接続する 内部 リスナーを設定したり、OpenShift クラスター外部で接続する外部 リスナーを設定したりできます。
汎用リスナーの設定
各リスナーは Kafka
リソースの配列として定義されます。
リスナーの設定に関する詳細は、GenericKafkaListener スキーマ参照
を参照してください。
汎用リスナー設定は、非推奨となった KafkaListeners
スキーマ参照 を使用して、以前のリスナー設定の代わりに使用します。ただし、後方互換性によって、以前の形式を新しい形式に変換 することができます。
KafkaListeners
スキーマは、plain
、tls、および
external
リスナーのサブプロパティーを使用し、それぞれ固定ポートを使用します。スキーマのアーキテクチャー固有の制限により、3 つのリスナーのみを設定でき、設定オプションはリスナーのタイプに制限されます。
GenericKafkaListener スキーマ
を使用すると、名前とポートが一意であれば、必要なリスナーをいくつでも設定できます。
たとえば、異なる認証メカニズムを必要とするネットワークからのアクセスを処理する場合などに、複数の外部リスナーを設定することがあります。また、OpenShift ネットワークを外部ネットワークに参加させる必要があることがあります。この場合、OpenShift サービスの DNS ドメイン(通常は.cluster.local
)が使用されないように内部リスナーを構成することができます(useServiceDnsDomain
プロパティを使用)。
Kafka ブローカーへのアクセスをセキュアにするためのリスナー設定
リスナーを設定して、認証を使用したセキュアな接続を確立できます。Kafka ブローカーへのアクセスをセキュアにするための詳細は、「Kafka へのアクセス管理」を参照してください。
OpenShift 外部のクライアントアクセスに対する外部リスナーの設定
ロードバランサーなどの指定された接続メカニズムを使用して、OpenShift 環境外部のクライアントアクセスに対して外部リスナーを設定できます。外部クライアントを接続するための設定オプションの詳細は、「外部リスナーの設定」を参照してください。
リスナー証明書
TLS 暗号化が有効になっている TLS リスナーまたは外部リスナーの、Kafka リスナー証明書 と呼ばれる独自のサーバー証明書を提供できます。詳細は「Kafka リスナー証明書」を参照してください。