第7章 Automation Controller ログファイル


Automation Controller ログファイルには、次の 2 つの一元化された場所からアクセスできます。

  • /var/log/tower/
  • /var/log/supervisor/

/var/log/tower/ ディレクトリーでは、次の方法で取得されたログファイルを確認できます。

  • tower.log: ジョブの実行時に発生するランタイムエラーなどのログメッセージを取得します。
  • callback_receiver.log: Ansible ジョブの実行時にコールバックイベントを処理するコールバックレシーバーログを取得します。
  • dispatcher.log: Automation Controller ディスパッチャワーカーサービスのログメッセージを取得します。
  • job_lifecycle.log: ジョブ実行の詳細、ブロックの有無、ブロックの条件などを取得します。
  • management_playbooks.log: 管理 Playbook の実行、およびメタデータのコピーといった分離ジョブの実行のログを取得します。
  • rsyslog.err: 外部ロギングサービスへのログ送信時に、外部ロギングサービスでの認証で生じた rsyslog エラーを取得します。
  • task_system.log: バックグラウンドで Automation Controller が実行しているタスクのログを取得します。たとえば、クラスターインスタンスの追加や、分析のための情報収集/処理に関連するログなどです。
  • tower_rbac_migrations.log: rbac データベースの移行またはアップグレードに関するログを取得します。
  • tower_system_tracking_migrations.log: コントローラーシステムによる移行またはアップグレードの追跡に関するログを取得します。
  • wsbroadcast.log: コントローラーノードの websocket 接続のログを取得します。

/var/log/supervisor/ ディレクトリーでは、次の方法で取得されたログファイルを確認できます。

  • awx-callback-receiver.log: supervisord で管理されている Ansible ジョブの実行時にコールバックイベントを処理するコールバックレシーバーのログを取得します。
  • awx-daphne.log: WebUI の Websocket 通信のログを取得します。
  • awx-dispatcher.log: ジョブの実行時など、タスクを Automation Controller インスタンスにディスパッチするときに発生するログを取得します。
  • awx-rsyslog.log: rsyslog サービスのログを取得します。
  • awx-uwsgi.log: アプリケーションサーバーである uWSGI に関連するログを取得します。
  • awx-wsbroadcast.log: Automation Controller が使用する websocket サービスのログを取得します。
  • failure-event-handler.stderr.log: /usr/bin/failure-event-handler の supervisord サブプロセスの標準エラーを取得します。
  • supervisord.log: supervisord 自体に関連するログを取得します。
  • wsrelay.log: websocket リレーサーバー内の通信ログをキャプチャーします。
  • ws_heartbeat.log: ホスト上で実行しているサービスの健全性に関する定期的なチェックをキャプチャーします。
  • rsyslog_configurer.log: 外部ロギングサービスによる認証に関連する rsyslog 設定アクティビティーをキャプチャーします。

/var/log/supervisor/ ディレクトリーには、全サービスの stdout ファイルも含まれます。

Automation Controller (および Ansible Automation Platform) が使用するサービスにより、次のログパスが生成されると予想されます。

  • /var/log/nginx/
  • /var/lib/pgsql/data/pg_log/
  • /var/log/redis/

トラブルシューティング

エラーログは次の場所にあります。

  • Automation Controller サーバーエラーは /var/log/tower に記録されます。
  • Supervisor のログは /var/log/supervisor/ にあります。
  • Nginx Web サーバーのエラーは httpd エラーログに記録されます。
  • その他の Automation Controller のロギングニーズは /etc/tower/conf.d/ で設定します。

大半のブラウザーに組み込まれている JavaScript コンソールを使用してクライアント側の問題をチェックし、Red Hat カスタマーポータル (https://access.redhat.com/) 経由で Ansible にエラーを報告してください。

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