17.2. バックアップおよび復元に関する留意事項
システムをバックアップおよび復元するときは、次の点を考慮してください。
- ディスク領域
- ディスク領域の要件を確認して、設定ファイル、キー、その他の関連ファイル、および Ansible Automation Platform インストールのデータベースをバックアップするのに十分な領域があることを確認します。
- システム認証情報
-
ローカルデータベースまたはリモートデータベースを操作する場合は、必要なシステム認証情報があることを確認します。ローカルシステムでは、認証情報のセットアップ方法に応じて、
root
またはsudo
アクセスが必要になる場合があります。リモートシステムでは、バックアップまたは復元しようとしているリモートシステムへのアクセス権を取得するためには別の認証情報が必要になる場合があります。 - バージョン
- Ansible Automation Platform インストールバージョンをバックアップまたは復元する際は、常にリリースの最新のマイナーバージョンを使用する必要があります。たとえば、現行のプラットフォームバージョンが 2.0.x の場合は、最新の 2.0 インストーラーのみを使用します。
- ファイルパス
-
setup.sh
を使用してデフォルトの復元ファイルパス/var/lib/awx
から復元する場合、復元を実行するには依然として-r
が必要ですが、このオプションは引数を受け入れなくなりました。デフォルト以外の復元ファイルパスが必要な場合は、extra_var (root@localhost:~# ./setup.sh -e 'restore_backup_file=/path/to/nondefault/backup.tar.gz' -r
) として指定する必要があります。 - ディレクトリー
-
バックアップファイルが
setup.sh
インストーラーと同じディレクトリーに配置されている場合、復元 Playbook は復元ファイルを自動的に見つけます。この場合、バックアップファイルの場所を指定するために、restore_backup_file
追加変数を使用する必要はありません。