6.2. インストールおよび設定
仮想マシンベースのインストール用に新規インスタンスをプロビジョニングするには、inventory
ファイルを更新して、セットアップ用 Playbook の再実行が含まれます。インベントリーファイルには、クラスターのインストール時に使用するすべてのパスワードと情報が含まれていることが重要です。含まれていない場合には、他のインスタンスが再設定される場合があります。インベントリーファイルには、単一のインベントリーグループ automationcontroller
があります。
インスタンスはすべて、ジョブの起動先や Playbook イベントの処理、定期的なクリーンアップなど、タスクのスケジュールに関連するさまざまなハウスキーピングタスクを担当します。
[automationcontroller] hostA hostB hostC [instance_group_east] hostB hostC [instance_group_west] hostC hostD
リソースに対してグループが選択されていない場合は automationcontroller
グループが使用されますが、他のグループが選択されている場合には automationcontroller
グループは使用されません。
データベースグループは、外部 PostgreSQL を指定します。データベースホストを個別にプロビジョニングする場合、このグループは空である必要があります。
[automationcontroller] hostA hostB hostC [database] hostDB
クラスター内の個々のコントローラーインスタンスで Playbook を実行すると、その Playbook の出力は、Automation Controller の WebSocket ベースのストリーミング出力機能の一部として、他のすべてのノードにブロードキャストされます。このデータブロードキャストは、インベントリー内の各ノードにプライベートルーティング可能なアドレスを指定し、内部アドレスを使用して処理する必要があります。
[automationcontroller] hostA routable_hostname=10.1.0.2 hostB routable_hostname=10.1.0.3 hostC routable_hostname=10.1.0.4 routable_hostname
routable_hostname
の詳細は、RPM インストール の 一般的な変数 を参照してください。
Automation Controller の以前のバージョンでは、rabbitmq_host
という変数名を使用していました。以前のバージョンのプラットフォームからアップグレードしようとしており、以前にインベントリーに rabbitmq_host
を指定している場合は、アップグレードの前に、名前を rabbitmq_host
から routable_hostname
に変更してください。
6.2.1. Automation Controller と Automation Hub によって使用されるインスタンスとポート
Automation Controller で使用され、オンプレミスの Automation Hub ノードでも必要なポートとインスタンスは次のとおりです。
- ポート 80、443 (通常の Automation Controller ポートおよび Automation Hub ポート)
- ポート 22 (ssh - Ingress のみが必要)
- ポート 5432 (データベースインスタンス - データベースを外部インスタンスにインストールする場合は、Automation Controller インスタンスに対してこのポートを開く必要があります。)