20.7.12. イベントのフィルタリング


クライアントにイベントが殺到するのを防ぐために、ユーザーはフィルタリング機能を提供して、特定のクライアントリスナーに対し、サーバーによって発生するイベントの数を制限できます。フィルターを有効にするには、フィルターインスタンスを生成するキャッシュイベントフィルターファクトリーを作成する必要があります。

import org.infinispan.notifications.cachelistener.filter.CacheEventFilterFactory;
import org.infinispan.filter.NamedFactory;

@NamedFactory(name = "static-filter")
class StaticCacheEventFilterFactory implements CacheEventFilterFactory {
   @Override
   public CacheEventFilterFactory<Integer, String> getFilter(Object[] params) {
      return new StaticCacheEventFilter();
   }
}

// Serializable, Externalizable or marshallable with Infinispan Externalizers
// needed when running in a cluster
class StaticCacheEventFilter implements CacheEventFilter<Integer, String>, Serializable {
   @Override
   public boolean accept(Integer key, String oldValue, Metadata oldMetadata,
         String newValue, Metadata newMetadata, EventType eventType) {
      if (key.equals(1)) // static key
         return true;

      return false;
   }
}

上記で定義されたキャッシュイベントフィルターファクトリーインスタンスは、キーが 1 であるものを除くすべてのエントリーを静的にフィルターするインスタンスを作成します。

このキャッシュイベントフィルターファクトリにリスナーを登録できるようにするには、ファクトリに一意の名前を付ける必要があり、Hot Rodサーバーに名前とキャッシュイベントフィルターファクトリインスタンスを接続する必要があります。カスタムフィルターで Red Hat Data Grid Server をプラグインするには、以下の手順を行います。

  1. フィルター実装で JAR ファイルを作成します。
  2. オプション: キャッシュがカスタムキー/値クラスを使用する場合は、コールバックを JAR に含める必要があります。これにより、コールバックは正しくアンマーシャリングされたキーや値インスタンス/または値インスタンスで実行できます。クライアントリスナーでuseRawDataが有効になっている場合、コールバックのキー/値インスタンスはバイナリ形式で提供されるため、これは必要ありません。
  3. JAR ファイル内で META-INF/services/org.infinispan.notifications.cachelistener.filter.CacheEventFilterFactory ファイルを作成し、フィルタークラス実装の完全修飾クラス名を作成します。
  4. JAR ファイルを Red Hat Data Grid Server にデプロイします。

その上で、ファクトリーの名前を @ClientListener アノテーションに追加して、クライアントリスナーをこのキャッシュイベントフィルターファクトリーにリンクする必要があります。

@ClientListener(filterFactoryName = "static-filter")
public class EventPrintListener { ... }

そして、リスナーをサーバーに登録します。

RemoteCache<?, ?> cache = ...
cache.addClientListener(new EventPrintListener());

リスナーの登録時に提供されるパラメーターに基づいてフィルターする動的フィルターインスタンスも使用できます。フィルターは、フィルターファクトリーが受信したパラメーターを使用して、このオプションを有効にします。以下に例を示します。

import org.infinispan.notifications.cachelistener.filter.CacheEventFilterFactory;
import org.infinispan.notifications.cachelistener.filter.CacheEventFilter;

class DynamicCacheEventFilterFactory implements CacheEventFilterFactory {
   @Override
   public CacheEventFilter<Integer, String> getFilter(Object[] params) {
      return new DynamicCacheEventFilter(params);
   }
}

// Serializable, Externalizable or marshallable with Infinispan Externalizers
// needed when running in a cluster
class DynamicCacheEventFilter implements CacheEventFilter<Integer, String>, Serializable {
   final Object[] params;

   DynamicCacheEventFilter(Object[] params) {
      this.params = params;
   }

   @Override
   public boolean accept(Integer key, String oldValue, Metadata oldMetadata,
         String newValue, Metadata newMetadata, EventType eventType) {
      if (key.equals(params[0])) // dynamic key
         return true;

      return false;
   }
}

リスナーの登録時に、フィルタリングに必要な動的パラメーターが提供されます。

RemoteCache<?, ?> cache = ...
cache.addClientListener(new EventPrintListener(), new Object[]{1}, null);
警告

フィルターインスタンスは、クラスターにデプロイされるときにマーシャル可能である必要があります。これにより、リスナーの登録先の別のノードで生成された場合でも、イベントが生成される際にフィルターが適切に行われるようにします。それらをマーシャリング可能にするには、SerializableExternalizableを拡張するか、カスタムExternalizerを提供します。

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