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20.2. パスワード管理者の設定

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Directory Manager は、パスワード管理者 ロールをユーザーまたはグループに追加できます。アクセス制御命令 (ACI) は設定する必要があるため、グループで、すべてのパスワード管理者を管理する単一の ACI セットのみを許可することが推奨されます。パスワード管理者は、以下を含むユーザーパスワード操作を実行できます。
  • ユーザーがパスワードの変更を強制する
  • パスワードポリシーで定義されている異なるストレージスキームへのユーザーのパスワードの変更
  • パスワード構文チェックを回避
  • ハッシュ化されたパスワードを追加します。
「ユーザーパスワードの設定」 で説明されているように、通常のパスワードの更新は、userPassword 属性のみを更新するパーミッションを持つデータベース内の既存のロールで実行することが推奨されます。Red Hat は、このような通常のタスクにパスワード管理者アカウントを使用することは推奨されません。
ユーザーまたはグループをパスワード管理者として指定できます。
  • ローカルポリシーで、次を実行します。以下に例を示します。
    # dsconf -D "cn=Directory Manager" ldap://server.example.com localpwp set ou=people,dc=example,dc=com --pwdadmin "cn=password_admins,ou=groups,dc=example,dc=com"
  • グローバルポリシーで、次を実行します。以下に例を示します。
    # dsconf -D "cn=Directory Manager" ldap://server.example.com pwpolicy set --pwdadmin "cn=password_admins,ou=groups,dc=example,dc=com"
注記
cn=config エントリーの下に新しい passwordAdminSkipInfoUpdate: on/off 設定を追加すると、パスワード管理者が実行するパスワードの更新を詳細に制御できます。この設定を有効にすると、パスワードの更新は passwordHistorypasswordExpirationTimepasswordRetryCountpwdResetpasswordExpWarned などの特定の属性を更新しません。
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