18.7. コマンドラインを使用した ACI 管理


このセクションでは、コマンドラインを使用して ACI を管理する方法について説明します。
注記
Web コンソールで Directory Server ACI の管理はサポートされません。

18.7.1. ACI の表示

ldapsearch ユーティリティーを使用して、コマンドラインを使用して ACI を表示します。たとえば、dc=example,dc=com およびサブエントリーに設定された ACI を表示するには、以下のコマンドを実行します。
# ldapsearch -D "cn=Directory Manager" -W -p 389 -h server.example.com -x \
     -b "dc=example,dc=com" -s sub '(aci=*)' aci

18.7.2. ACI の追加

ldapmodify ユーティリティーを使用して ACI を追加します。以下に例を示します。
# ldapmodify -D "cn=Directory Manager" -W -p 389 -h server.example.com -x
dn: ou=People,dc=example,dc=com
changetype: modify
add: aci
aci: (targetattr="userPassword") (version 3.0; acl "Allow users updating their password";
 allow (write) userdn= "ldap:///self";)

18.7.3. ACI の削除

コマンドラインで ACI を削除するには、次を実行します。
  1. エントリーに設定された ACI を表示します。「ACI の表示」を参照してください。
  2. ACI を削除します。
    • 1 つの aci 属性がエントリーに設定されているか、エントリーからすべての ACI を削除する場合は、以下を実行します。
      # ldapmodify -D "cn=Directory Manager" -W -p 389 -h server.example.com -x
      dn: ou=People,dc=example,dc=com
      changetype: delete
      delete: aci
    • 複数の ACI がエントリーに存在し、特定の ACI を削除する場合は、実際の ACI を指定します。
      # ldapmodify -D "cn=Directory Manager" -W -p 389 -h server.example.com -x
      dn: ou=People,dc=example,dc=com
      changetype: modify
      delete: aci
      aci: (targetattr="userPassword") (version 3.0; acl "Allow users
       updating their password"; allow (write) userdn= "ldap:///self";)
属性の削除に関する詳細は 「エントリーからの属性の削除」を参照してください。

18.7.4. ACI の更新

コマンドラインを使用して ACI を更新するには、以下を実行します。
  1. 既存の ACI を削除します。「ACI の削除」を参照してください。
  2. 更新された設定で新しい ACI を追加します。「ACI の追加」を参照してください。
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