29.7. ipa-server-install および ipa-dns-install の DoT 設定オプション


IdM デプロイメントで eDNS を有効にするために使用できる設定オプションについて説明します。ipa-server-install を使用して新しい IdM サーバーをインストールするときに eDNS を有効にする場合や、ipa-dns-install コマンドを使用して既存のインストールを変更する場合にも同じオプションを使用できます。

  • --dns-over-tls は DoT を有効にします。
  • --dot-forwarder--dot-forwarder <server_ip_1><dns_server_hostname_1> --dot-forwarder <server_ip_2><dns_server_hostname_2> 形式を使用してアップストリームの DoT サーバーを指定します。
  • --dns-over-tls-key--dns-over-tls-cert は、カスタムキーと証明書を設定します。
  • --dns-policy は、DNS セキュリティーポリシーを設定します。

    • --dns-policy=relaxed は、暗号化された (DoT) DNS クエリーと暗号化されていない DNS クエリーの両方を許可します。システムは DoT の使用を試みますが、DoT が利用できない場合は暗号化されていない DNS にフォールバックします。これはデフォルトポリシーになります。
    • --dns-policy=enforced は、暗号化された DNS 通信のみを必要とします。システムは DoT を厳格に適用し、IdM クライアントおよびレプリカからの検出を含め、暗号化をサポートしていない DNS 解決を拒否します。
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