15.3. クライアントのインストールが IdM Kerberos レルムへの参加に失敗した場合の問題の解決
クライアントが IdM Kerberos レルムに参加できない場合には、IdM クライアントのインストールプロセスに失敗します。
Joining realm failed: Failed to add key to the keytab child exited with 11 Installation failed. Rolling back changes.
空の Kerberos キータブが原因で、これに失敗します。
前提条件
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システムファイルを削除するには、
root
権限が必要です。
手順
/etc/krb5.keytab
を削除します。[user@client ~]$ sudo rm /etc/krb5.keytab [sudo] password for user: [user@client ~]$ ls /etc/krb5.keytab ls: cannot access '/etc/krb5.keytab': No such file or directory
- IdM クライアントのインストールを再試行します。
関連情報
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Red Hat テクニカルサポートサブスクリプションがあり、インストール失敗の問題を解決できない場合は、Red Hat カスタマーポータル でテクニカルサポートケースを作成し、クライアントの
sosreport
を提供します。 -
sosreport
ユーティリティーは、設定の詳細、ログ、およびシステム情報を RHEL システムから収集します。sosreport
ユーティリティーの詳細については、sosreport の概要、および、Red Hat Enterprise Linux で sosreport を作成する方法 を参照してください。