20.3. 統合 DNS を省略し CA を使用した IdM レプリカのインストール
以下の手順に従って、Identity Management (IdM) レプリカをインストールします。
- 統合 DNS のないサーバー
- 認証局 (CA) あり
CA のあるレプリカを設定する場合は、レプリカの CA 設定がサーバーの CA 設定を反映する必要があります。
たとえば、サーバーに統合された IdM CA がルート CA として含まれている場合は、新しいレプリカも統合 CA をルート CA としてインストールする必要があります。この場合、他の CA 設定は使用できません。
ipa-replica-install
コマンドに --setup-ca
オプションを含めると、初期サーバーの CA 設定がコピーされます。
前提条件
- システムで IdM レプリカのインストールの準備 が完了していることを確認します。
手順
--setup-ca
オプションを指定してipa-replica-install
を実行します。# ipa-replica-install --setup-ca
新規作成された IdM DNS サービスレコードを DNS サーバーに追加します。
IdM DNS サービスレコードを
nsupdate
形式のファイルにエクスポートします。$ ipa dns-update-system-records --dry-run --out dns_records_file.nsupdate
-
nsupdate
ユーティリティーおよび dns_records_file.nsupdate ファイルを使用して DNS サーバーに DNS 更新リクエストを送信します。詳細は、RHEL 7 ドキュメントの nsupdate を使用した外部 DNS レコード更新 を参照してください。または、DNS レコードの追加については、お使いの DNS サーバーのドキュメントを参照してください。