第19章 IdM レプリカをインストールするためのシステムの準備
ここでは、Identity Management (IdM) レプリカのインストール要件を取り上げます。インストールを行う前に、システムがその要件を満たしていることを確認してください。
- ターゲットシステムが、IdM サーバーのインストールに関する一般的な要件を満たしている ことを確認してください。
- ターゲットシステムが、IdM レプリカのインストールに関する追加のバージョン要件を満たしている ことを確認してください。
- オプション: FIPS モードが有効な RHEL 9 Identity Management (IdM) レプリカを FIPS モードの RHEL 8 IdM デプロイメントに追加する場合は、そのレプリカで正しい暗号化タイプが有効になっていることを確認 してください。
ターゲットシステムを IdM ドメインに登録する権限を付与します。詳細については、ニーズに最適な次のセクションのいずれかを参照してください。
関連情報
19.1. レプリカバージョンの要件
IdM レプリカは、他のサーバーと同じまたはそれ以降のバージョンの IdM を実行している必要があります。以下に例を示します。
- Red Hat Enterprise Linux 9 に IdM サーバーをインストールし、IdM 4.x パッケージを使用している。
- このとき、レプリカが Red Hat Enterprise Linux 9 にインストールされ、バージョン 4.x 以降の IdM を使用する必要もあります。
これにより、設定が適切にサーバーからレプリカにコピーされます。
IdM ソフトウェアバージョンの表示方法は、IdM ソフトウェアのバージョンを表示する方法 を参照してください。