8.3. 部分的な IdM サーバーインストールの削除
IdM サーバーのインストールに失敗した場合は、設定ファイルの一部が残される場合があります。IdM サーバーのインストールを再度試みて失敗し、インストールスクリプトでは IPA が設定済みと報告されます。
既存の部分的な IdM 設定を使用したシステムの例
[root@server ~]# ipa-server-install The log file for this installation can be found in /var/log/ipaserver-install.log IPA server is already configured on this system. If you want to reinstall the IPA server, please uninstall it first using 'ipa-server-install --uninstall'. The ipa-server-install command failed. See /var/log/ipaserver-install.log for more information
この問題を解決するには、部分的な IdM サーバー設定をアンインストールし、インストールプロセスを再試行します。
前提条件
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root
権限があること。
手順
IdM サーバーとして設定するホストから、IdM サーバーソフトウェアをアンインストールします。
[root@server ~]# ipa-server-install --uninstall
インストールに繰り返し失敗したことが原因で IdM サーバーのインストールに問題が生じた場合は、オペレーティングシステムを再インストールします。
カスタマイズなしの新規インストールシステムというのが、IdM サーバーのインストール要件の 1 つとなっています。インストールに失敗した場合は、予期せずにシステムファイルが変更されてホストの整合性が保てない可能性があります。
関連情報
- IdM サーバーのアンインストールの詳細は IdM サーバーのアンインストール を参照してください。
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Red Hat テクニカルサポートサブスクリプションをお持ちで、アンインストールを何度か試みた後にインストールに失敗した場合には、Red Hat カスタマーポータル でテクニカルサポートケースを作成し、サーバーの
sosreport
を提供します。 -
sosreport
ユーティリティーは、設定の詳細、ログ、およびシステム情報を RHEL システムから収集します。sosreport
ユーティリティーの詳細については、sosreport の概要、および、Red Hat Enterprise Linux で sosreport を作成する方法 を参照してください。