13.5. クライアントインストール後に事前設定された IdM の削除
ipa-client-install
スクリプトは、/etc/openldap/ldap.conf
ファイルおよび /etc/sssd/sssd.conf
ファイルから、以前の LDAP 設定および System Security Services Daemon (SSSD) 設定を削除します。クライアントをインストールする前にこれらのファイルの設定を変更すると、スクリプトにより新しいクライアントの値が追加されますが、コメントアウトされます。以下に例を示します。
BASE dc=example,dc=com URI ldap://ldap.example.com #URI ldaps://server.example.com # modified by IPA #BASE dc=ipa,dc=example,dc=com # modified by IPA
Identity Management (IdM) の新しい設定値を適用するには、以下を行います。
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/etc/openldap/ldap.conf
および/etc/sssd/sssd.conf
を開きます。 - 以前の設定を削除します。
- 新しい IdM 設定のコメントを解除します。
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システム全体の LDAP 設定に依存するサーバープロセスの中には、再起動しないと変更が適用されない場合があります。
openldap
ライブラリーを使用するアプリケーションでは通常、起動時に設定がインポートされます。