1.8. IdM サーバーに必要なパッケージのインストール
以下の手順は、IdM の環境設定に必要なパッケージのダウンロード方法を示しています。
前提条件
- RHEL システムを新しくインストールしている。
必要なリポジトリーを利用できるようにしている。
RHEL システムがクラウドで稼働していない場合は、Red Hat Subscription Manager (RHSM) でシステムを登録している。詳細は、Subscription Central を参照してください。IdM が使用する
BaseOS
リポジトリーおよびAppStream
リポジトリーも有効にしている。# subscription-manager repos --enable=rhel-9-for-x86_64-baseos-rpms # subscription-manager repos --enable=rhel-9-for-x86_64-appstream-rpms
RHSM を使用して特定のリポジトリーを有効化および無効化する方法の詳細は、Subscription Central を参照してください。
- RHEL システムがクラウドで実行している場合は、登録を省略します。必要なリポジトリーは、Red Hat Update Infrastructure (RHUI) から入手できます。
手順
IdM の要件に応じて、以下のいずれかのオプションを選択します。
統合 DNS のない IdM サーバーのインストールに必要なパッケージをダウンロードします。
# dnf install ipa-server
統合 DNS のある IdM サーバーのインストールに必要なパッケージをダウンロードするには、次のコマンドを実行します。
# dnf install ipa-server ipa-server-dns
Active Directory と信頼関係のある IdM サーバーのインストールに必要なパッケージをダウンロードするには、次のコマンドを実行します。
# dnf install ipa-server ipa-server-trust-ad samba-client