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7.6. RHEL システムロールを使用した Keylime サーバーのデプロイ

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keylime_server RHEL システムロールを使用して、Keylime サーバーのコンポーネントである verifier と registrar をセットアップできます。keylime_server ロールは、verifier コンポーネントと registrar コンポーネントの両方を各ノードに共にインストールして設定します。

Ansible コントロールノードで以下の手順を実行します。

Keylime の詳細は、 8.1. Keylime の仕組み を参照してください。

前提条件

  • コントロールノードと管理対象ノードの準備が完了している。
  • 管理対象ノードで Playbook を実行できるユーザーとしてコントロールノードにログインしている。
  • 管理対象ノードへの接続に使用するアカウントに、そのノードに対する sudo 権限がある。
  • この Playbook を実行する管理対象ノードまたは管理対象ノードのグループが、Ansible インベントリーファイルにリストされている。

手順

  1. 必要なロールを定義する Playbook を作成します。

    1. 新しい YAML ファイルを作成し、これをテキストエディターで開きます。以下に例を示します。

      # vi keylime-playbook.yml
    2. 以下の内容を挿入します。

      ---
      - name: Manage keylime servers
        hosts: all
        vars:
          keylime_server_verifier_ip: "{{ ansible_host }}"
          keylime_server_registrar_ip: "{{ ansible_host }}"
          keylime_server_verifier_tls_dir: <ver_tls_directory>
          keylime_server_verifier_server_cert: <ver_server_certfile>
          keylime_server_verifier_server_key: <ver_server_key>
          keylime_server_verifier_server_key_passphrase: <ver_server_key_passphrase>
          keylime_server_verifier_trusted_client_ca: <ver_trusted_client_ca_list>
          keylime_server_verifier_client_cert: <ver_client_certfile>
          keylime_server_verifier_client_key: <ver_client_key>
          keylime_server_verifier_client_key_passphrase: <ver_client_key_passphrase>
          keylime_server_verifier_trusted_server_ca: <ver_trusted_server_ca_list>
          keylime_server_registrar_tls_dir: <reg_tls_directory>
          keylime_server_registrar_server_cert: <reg_server_certfile>
          keylime_server_registrar_server_key: <reg_server_key>
          keylime_server_registrar_server_key_passphrase: <reg_server_key_passphrase>
          keylime_server_registrar_trusted_client_ca: <reg_trusted_client_ca_list>
        roles:
          - rhel-system-roles.keylime_server

      変数の詳細は、keylime_server RHEL システムロールの変数 を参照してください。

  2. Playbook を実行します。

    $ ansible-playbook <keylime-playbook.yml>

検証

  1. keylime_verifier サービスがアクティブであり、管理対象ホスト上で実行されていることを確認します。

    # systemctl status keylime_verifier
    ● keylime_verifier.service - The Keylime verifier
         Loaded: loaded (/usr/lib/systemd/system/keylime_verifier.service; disabled; vendor preset: disabled)
         Active: active (running) since Wed 2022-11-09 10:10:08 EST; 1min 45s ago
  2. keylime_registrar サービスがアクティブで実行中であることを確認します。

    # systemctl status keylime_registrar
    ● keylime_registrar.service - The Keylime registrar service
         Loaded: loaded (/usr/lib/systemd/system/keylime_registrar.service; disabled; vendor preset: disabled)
         Active: active (running) since Wed 2022-11-09 10:10:17 EST; 1min 42s ago
    ...
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