6.4. 特定のベースラインに合わせたシステムの修復
特定のベースラインに合わせて RHEL システムを修正できます。SCAP Security Guide で提供されるプロファイルに合わせてシステムを修正できます。使用可能なプロファイルのリストの詳細は、設定コンプライアンスのプロファイルの表示 を参照してください。
修正
オプションが有効な状態でのシステム評価は、慎重に行わないとシステムが機能不全に陥る場合があります。Red Hat は、セキュリティーを強化した修正で加えられた変更を元に戻す自動手段は提供していません。修復は、デフォルト設定の RHEL システムで対応しています。インストール後にシステムが変更した場合は、修正を実行しても、必要なセキュリティープロファイルに準拠しない場合があります。
前提条件
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scap-security-guide
パッケージがインストールされている。
手順
--remediate
オプションを指定したoscap
コマンドを使用してシステムを修復します。# oscap xccdf eval --profile <profileID> --remediate /usr/share/xml/scap/ssg/content/ssg-rhel9-ds.xml
<profileID>
は、システムが準拠する必要があるプロファイル ID (例:hipaa
) に置き換えます。- システムを再起動します。
検証
システムがプロファイルに準拠しているかどうかを評価し、スキャン結果をファイルに保存します。
$ oscap xccdf eval --report <scan-report.html> --profile <profileID> /usr/share/xml/scap/ssg/content/ssg-rhel9-ds.xml
以下を置き換えます。
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<scan-report.html>
は、oscap
がスキャン結果を保存するファイル名です。 -
<profileID>
は、システムが準拠する必要があるプロファイル ID (例:hipaa
) です。
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関連情報
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システム上の
scap-security-guide(8)
およびoscap(8)
の man ページ