第9章 グローバル値
9.1. バルブ
バルブは、アプリケーションのパイプラインを処理する要求に挿入される Java クラスです。バルブはサーブレットフィルターの前にパイプラインへ挿入されます。バルブは要求を渡す前に変更を加えたり、認証や要求のキャンセルなどの他の処理を実行したりできます。
バルブは、サーバーレベルまたはアプリケーションレベルで設定でき、設定とパッケージ化の方法のみが異なります。
- グローバルバルブはサーバーレベルで設定され、サーバーにデプロイされたすべてのアプリケーションに適用されます。グローバルバルブの設定手順については、JBoss EAP の『管理および設定ガイド』を参照してください。
- アプリケーションレベルで設定されたバルブはアプリケーションデプロイメントとパッケージ化され、特定のアプリケーションのみが影響します。アプリケーションレベルでバルブを設定する方法の手順については、JBoss EAP の『開発ガイド』を参照してください。
6.1.0 およびそれ以降のバージョンはグローバルバルブをサポートします。