14.5. SSL/TLS 証明書署名要求の作成
証明書署名要求を作成するには、以下の手順を実施します。
手順
デフォルトの OpenSSL 設定ファイルをコピーします。
cp /etc/pki/tls/openssl.cnf .
$ cp /etc/pki/tls/openssl.cnf .Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 新しい
openssl.cnfファイルを編集して、director に使用する SSL パラメーターを設定します。変更するパラメーターの種別には以下のような例が含まれます。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow commonName_defaultを、以下のエントリーのいずれかに設定します。- 
								IP アドレスを使用して SSL/TLS 経由で director にアクセスする場合には、
undercloud.confファイルのundercloud_public_hostパラメーターを使用します。 - 完全修飾ドメイン名を使用して SSL/TLS 経由で director にアクセスする場合には、ドメイン名を使用します。
 
alt_namesセクションを編集して、以下のエントリーを追加します。- 
								
IP: SSL 経由で director にアクセスするためにクライアントが使用する IP アドレスリスト - 
								
DNS: SSL 経由で director にアクセスするためにクライアントが使用するドメイン名リスト。alt_namesセクションの最後に DNS エントリーとしてパブリック API の IP アドレスも追加します。 
注記openssl.cnfの詳細は、man openssl.cnfコマンドを実行してください。- 
								IP アドレスを使用して SSL/TLS 経由で director にアクセスする場合には、
 以下のコマンドを実行し、証明書署名要求 (
server.csr.pem) を生成します。openssl req -config openssl.cnf -key server.key.pem -new -out server.csr.pem
$ openssl req -config openssl.cnf -key server.key.pem -new -out server.csr.pemCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow -keyオプションを使用して、OpenStack SSL/TLS 鍵を指定するようにしてください。
				このコマンドにより、証明書署名要求として server.csr.pem ファイルが生成されます。このファイルを使用して OpenStack SSL/TLS 証明書を作成します。