12.3. Open vSwitch (OVS) 結合オプション
NIC テンプレートファイルの ovs_options
heat パラメーターを使用して、さまざまな Open vSwitch (OVS) ボンディングオプションを設定することができます。
bond_mode=balance-slb
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送信元負荷分散 (slb) は、送信元 MAC アドレスと出力 VLAN に基づいてフローのバランスを取り、トラフィックパターンの変化に応じて定期的に再調整します。
balance-slb
ボンディングオプションを使用して結合を設定する場合は、リモートスイッチで必要な設定はありません。Networking サービス (neutron) は、ソース MAC と VLAN の各ペアをリンクに割り当て、その MAC と VLAN からのすべてのパケットをそのリンクを介して送信します。トラフィックパターンの変化に応じて定期的にリバランスを行う、送信元 MAC アドレスと VLAN の番号に基づいた簡単なハッシュアルゴリズム。balance-slb
モードは、Linux ボンディングドライバーで使用されるモード 2 ボンドに似ています。このモードを使用すると、スイッチが LACP を使用するように設定されていない場合でも、負荷分散機能を有効にすることができます。 bond_mode=active-backup
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active-backup
ボンドモードを使用してボンドを設定すると、Networking サービスは 1 つの NIC をスタンバイ状態に保ちます。アクティブな接続に障害が発生すると、スタンバイ NIC がネットワーク操作を再開します。物理スイッチに提示される MAC アドレスは 1 つのみです。このモードはスイッチ設定を必要とせず、リンクが別のスイッチに接続されている場合に機能します。このモードは、負荷分散機能は提供しません。 lacp=[active | passive | off]
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Link Aggregation Control Protocol (LACP) の動作を制御します。LACP をサポートしているのは特定のスイッチのみです。お使いのスイッチが LACP に対応していない場合には
bond_mode=balance-slb
またはbond_mode=active-backup
を使用してください。 other-config:lacp-fallback-ab=true
- LACP が失敗した場合は、ボンドモードとしてアクティブバックアップを設定します。
other_config:lacp-time=[fast | slow]
- LACP のハートビートを 1 秒 (高速) または 30 秒 (低速) に設定します。デフォルトは低速です。
other_config:bond-detect-mode=[miimon | carrier]
- リンク検出に miimon ハートビート (miimon) またはモニターキャリア (carrier) を設定します。デフォルトは carrier です。
other_config:bond-miimon-interval=100
- miimon を使用する場合には、ハートビートの間隔をミリ秒単位で設定します。
bond_updelay=1000
- フラッピングを防止するためにリンクがアクティブになっている必要がある間隔 (ミリ秒) を設定します。
other_config:bond-rebalance-interval=10000
- ボンドメンバー間でフローがリバランスする間隔 (ミリ秒) を設定します。この値をゼロに設定すると、ボンドメンバー間のフローのリバランスが無効になります。