9.4. デバイスのアドレスの設定
多くのデバイスには、ゲスト仮想マシンに提示される仮想バス上のデバイスの場所を説明するのに使用されるオプションの
<address> サブ要素があります。入力でアドレス (またはアドレス内の任意の属性) が省略された場合 libvirt は適切なアドレスを生成します。レイアウトをさらに制御する必要がある場合は明示的なアドレスが必要になります。<address> 要素を含むドメイン XML デバイスの例は、図9.6「PCI デバイスの割り当ての XML 例」 を参照してください。
各アドレスには、デバイスが稼働しているバスを説明する必須の属性
type があります。特定のデバイスに使用するアドレスの選択は、デバイスやゲスト仮想マシンのアーキテクチャーによって一部が制約されます。たとえば、<disk> デバイスは type='drive' を使用し、<console> デバイスは i686 または x86_64 ゲスト仮想マシンアーキテクチャー で type='pci' を使用します。各アドレスタイプには、表に記載されているように、バス上のどこにデバイスを配置するかを制御するオプションの属性がさらにあります。
| アドレスの種類 | 説明 |
|---|---|
| type='pci' | PCI アドレスには、以下の追加属性があります。
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| type='drive' | ドライブアドレスには、以下の追加属性があります。
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| type='virtio-serial' | 各 virtio-serial アドレスには、以下の追加属性があります。
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| type='ccid' | スマートカード用の CCID アドレスには、以下の追加属性があります。
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| type='usb' | USB アドレスには、以下の追加属性があります。
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| type='isa' | ISA アドレスには、以下の追加属性があります。
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