4.4.2. virsh migrate コマンドの追加オプション
--live のほかに、virsh migrate では以下のオプションを利用できます。
--direct- 直接移行に使用されます。--p2p- ピアツーピア移行に使用されます。--tunnelled- トンネル化された移行に使用されます。--persistent- ドメインを移行先ホストの物理マシンの永続状態に残します。--undefinesource- ソースホストの物理マシンのゲスト仮想マシンを削除します。--suspend- ドメインを移行先ホストの物理マシンの一時停止状態のままにします。--change-protection- 移行の進行中に、互換性のない設定変更がドメインに行われないように強制します。ハイパーバイザーによるサポートがある場合にこのオプションが暗黙的に有効になりますが、ハイパーバイザーに変更保護の対応がない場合に明示的に使用して移行を拒否できます。--unsafe- すべての安全手順を無視して、強制的に移行を実行します。--verbose- 移行の進行状況を表示します。--abort-on-error- 移行プロセス中にソフトエラー (I/O エラーなど) が発生すると移行を取り消します。--migrateuri: 通常省略される移行 URI です。--domain[string]- ドメイン名、ID、または uuid--desturi[string]: クライアント (通常の移行) またはソース (p2p 移行) から見た宛先ホスト物理マシンの接続 URI--migrateuri: 移行 URI。通常は省略できます。--timeout[seconds]- ライブマイグレーションカウンターが N 秒を超えるとゲスト仮想マシンを強制的に中断します。ライブマイグレーションでのみ使用できます。タイムアウトが開始されると、一時停止されたゲスト仮想マシンで移行が続行されます。--dname[string] - 移行時にゲスト仮想マシンの名前を新規の名前に変更します (サポートされている場合)。--xml- 指定されたファイル名を使用して、宛先で使用する別の XML ファイルを提供できます。このファイル名は、基となるストレージへのアクセスで、ソースと宛先の名前の相違を考慮するなど、ホスト固有のドメイン XML の部分にさらに多くの変更を加えます。このオプションは通常、省略されます。
詳細は、man ページの virsh を参照してください。