20.2.2. ホスト物理マシンブートローダー


準仮想化を採用しているハイパーバイザーは通常 BIOS をエミュレートしませんが、代わりにホストの物理マシンがオペレーティングシステムの起動を担当します。これは、ホスト物理マシンの疑似ブートローダーを使用して、ゲスト仮想マシンのカーネルを選択するためのインターフェイスを提供する場合があります。例として、Xen を使用した pygrub があります。

図20.3 ホスト物理マシンのブートローダードメイン XML

 ...
  <bootloader>/usr/bin/pygrub</bootloader>
  <bootloader_args>--append single</bootloader_args>
  ...
ドメイン XML のこのセクションのコンポーネントは以下のとおりです。
表20.3 BIOS ブートローダー要素
要素説明
<bootloader>ホスト物理マシン OS のブートローダー実行可能ファイルへの完全修飾パスを提供します。このブートローダーは、起動するカーネルを選択します。ブートローダーの必要な出力は、使用中のハイパーバイザーによって異なります。
<bootloader_args>コマンドライン引数をブートローダーに渡すことができます (オプションのコマンド)
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