12.5.2. virt-manager への iSCSI ターゲットの追加
この手順では、virt-manager で iSCSI ターゲットを使用してストレージプールを作成する方法について説明します。
手順12.5 virt-manager への iSCSI デバイスの追加
ホスト物理マシンのストレージタブを開きます
Connection Details ウィンドウの Storage タブを開きます。- virt-manager を開きます。
- メインの virt-manager ウィンドウからホスト物理マシンを選択します。Edit menu をクリックして、Connection Details を選択します。
図12.19 接続の詳細
- Storage タブをクリックします。
図12.20 ストレージメニュー
新しいプールの追加 (パート 1)
+ ボタン (プールの追加ボタン) を押します。Add a New Storage Pool ウィザードが表示されます。図12.21 iscsi ストレージプールの名前とタイプを追加します
ストレージプールの名前を選択し、タイプを iscsi に変更し、を押して続行します。新しいプールの追加 (パート 2)
このメニューのフィールドを完成させるには、「iSCSI ベースのストレージプール」 と 手順12.4「iSCSI ターゲットの作成」 で使用した情報が必要です。- iSCSI ソースとターゲットを入力します。フォーマットはゲスト仮想マシンによって処理されるため、Format オプションは使用できません。Target Path を編集することはお勧めしません。デフォルトのターゲットパス値
/dev/disk/by-path/
は、そのディレクトリーにドライブパスを追加します。ターゲットパスは、移行するすべてのホスト物理マシンで同じである必要があります。 - iSCSI ターゲットのホスト名または IP アドレスを入力します。この例では
host1.example.com
を使用しています。 - Source Path フィールドに、iSCSI ターゲット IQN を入力します。「iSCSI ベースのストレージプール」 の 手順12.4「iSCSI ターゲットの作成」 を見ると、これは
/etc/tgt/targets.conf ファイル
で追加した情報であることがわかります。この例ではiqn.2010-05.com.example.server1:iscsirhel6guest
を使用しています。 - IQN チェックボックスをオンにして、イニシエータの IQN を入力します。この例では
iqn.2010-05.com.example.host1:iscsirhel6
を使用しています。
図12.22 iscsi ストレージプールを作成する