8.19. コンテナー
rsyslog
コンテナーイメージが削除される
rsyslog
コンテナーイメージが削除されました。代わりに、sos report
、strace
、tcpdump
などの診断およびトラブルシューティングツールが含まれる support-tools container
イメージを使用できます。support-tools
イメージを使用することで、以前は rsyslog
イメージで提供されていた多くの機能に加え、システムのサポートやメンテナンスのワークフローを強化するための追加ユーティリティーにもアクセスできます。
Jira:RHELDOCS-19363[1]
cgroupv1
が削除される
cgroupv1
コントロールグループメカニズムは削除されました。代わりに cgroupv2
を使用してください。cgroupv2
は、すべてのリソースコントローラーがマウントされる単一のコントロールグループ階層を提供します。RHEL 10 のデフォルトは cgroupv2
です。
runc コンテナーランタイムが削除される
runc
コンテナーランタイムが削除されました。RHEL 10 のコンテナーランタイムは crun です。crun は、C 言語で書かれた高速および低メモリーフットプリントの OCI コンテナーランタイムです。crun バイナリーは runc バイナリーの最大 1/50 のサイズで、最大 2 倍の速度です。crun を使用して、コンテナーの実行時に最小限のプロセス数を設定することもできます。crun ランタイムは OCI フックもサポートしています。