10.18. コンテナー


Podman と bootc は同じレジストリーログインプロセスを共有しない

Podman と bootc は、イメージをプルするときに異なるレジストリーログインプロセスを使用します。その結果、Podman を使用してイメージにログインすると、そのイメージでは bootc のレジストリーへのログインが機能しなくなります。Image Mode for RHEL システムをインストールし、次のコマンドを使用して registry.redhat.io にログインします。

# podman login registry.redhat.io <username_password>
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次に、次のコマンドを使用して、registry.redhat.io/rhel9/rhel-bootc イメージに切り替えようとします。

# bootc switch registry.redhat.io/rhel9/rhel-bootc:9.4
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次のメッセージが表示されるはずです。

Queued for next boot: registry.redhat.io/rhel9/rhel-bootc:9.4
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ただし、エラーが表示されます。

ERROR Switching: Pulling: Creating importer: Failed to invoke skopeo proxy method OpenImage: remote error: unable to retrieve auth token: invalid username/password: unauthorized: Please login to the Red Hat Registry using your Customer Portal credentials. Further instructions can be found here: https://access.redhat.com/RegistryAuthentication
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回避策: bootc で認証されたレジストリーを使用するように コンテナープルシークレットを設定する の手順に従います。

Jira:RHELDOCS-18471[1]

cloud-init の growpart は、composefs が有効な場合にスキップされる

composefs が有効になっている場合、汎用ベースイメージからイメージを生成すると、rootfs はファイルシステムを拡張せず、次のようなエラーが表示されます。

2024-04-30 17:27:53,543 - cc_growpart.py[DEBUG]: '/' SKIPPED: stat of 'overlay' failed: [Errno 2] No such file or directory: 'overlay'
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回避策: インスタンス作成時に 100G を動的に選択してコンテナーにパーティショニング config を書き込むのではなく、コンテナーに rootfs のデフォルトサイズを指定して、カスタム growpart を追加できます。

Jira:RHEL-34859

FIPS 対応ホストで FIPS bootc イメージの作成が失敗する

FIPS モードを有効にした Podman を使用してホスト上にディスクイメージを構築すると、update-crypto-policies パッケージが原因で終了コード 3 で失敗します。

# Enable the FIPS crypto policy
# crypto-policies-scripts is not installed by default in RHEL-10
RUN dnf install -y crypto-policies-scripts && update-crypto-policies --no-reload --set FIPS
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回避策: FIPS モードを無効にして bootc イメージをビルドします。

Jira:RHELDOCS-19539

ディスク容量が不足すると、デプロイメントに失敗する可能性がある

十分な空きディスク容量がないパッケージモードシステムに bootc コンテナーイメージをデプロイすると、インストールエラーが発生し、システムが起動しなくなる可能性があります。デプロイメント前に、イメージをインストールするための十分なディスク容量が利用可能であり、プロビジョニングされた論理ボリュームを調整できることを確認します。

Jira:RHELDOCS-19948[1]

LVM としてマークされた Azure 上の RHEL イメージでは、デフォルトのレイアウトのサイズ変更が必要

Azure で system-reinstall-bootc または bootc install を使用する場合、LVM としてマークされた RHEL イメージでは、デフォルトのレイアウトのサイズを変更する必要があります。

回避策: RAW というラベルの付いた RHEL イメージを使用します。この場合、デフォルトのレイアウトのサイズを変更する必要はありません。

Jira:RHELDOCS-19945[1]

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