8.17. 仮想化
virt-v2v ツールが RHEL 5 から Xen 仮想マシンを変換できなくなる
virt-v2v ツールを使用して、仮想マシンを RHEL 5 Xen ホストから KVM に変換することはできなくなりました。詳細は、Red Hat ナレッジベース を参照してください。
Red Hat Virtualization の互換性が virt-v2v から削除される
Red Hat Virtualization (RHV) のメンテナンスサポートが終了したため、virt-v2v ユーティリティーは RHV への仮想マシンのエクスポートをサポートしなくなりました。その結果、virt-v2v では以下のオプションは利用できなくなりました。
-
-o rhv-upload -
-o rhv -
-o vdsm
RHEL 10 では永続メモリーデバイスのパススルーは使用不可
RHEL 10 では nvml パッケージが削除されたため、永続メモリー (pmem) デバイスパススルーは使用できなくなりました。pmem デバイスパススルーにより、仮想マシンは最小限のエミュレーションオーバーヘッドでホストの物理永続メモリーハードウェアに直接アクセスできるようになります。
RDMA ベースの移行はサポート対象外
RHEL 10 では、Remote Direct Memory Access (RDMA) を使用した仮想マシン (VM) の移行はサポートされなくなりました。したがって、Red Hat では、仮想マシンの移行に rdma URI を使用しないことを強く推奨しています。
iPXE に関連する NIC デバイスドライバーが削除される
Internet Preboot eXecution Environment (iPXE) ファームウェアは、リモートでマシンを起動するためのさまざまなネットワークブートオプションを提供します。iPXE は多数のデバイスドライバーも提供します。次の iPXE ドライバーは RHEL 10 リリースでは使用されなくなったため、削除されました。
-
完全な
ipxe-romsサブ RPM パッケージ ipxe-bootimgs-x86サブ RPM パッケージからのデバイスドライバーを含むバイナリーファイル:-
/usr/share/ipxe/ipxe-i386.efi -
/usr/share/ipxe/ipxe-x86_64.efi -
/usr/share/ipxe/ipxe.dsk -
/usr/share/ipxe/ipxe.iso -
/usr/share/ipxe/ipxe.lkrn -
/usr/share/ipxe/ipxe.usb
-
代わりに、iPXE はプラットフォームファームウェアに依存して、ネットワークブート用の NIC ドライバーを提供するようになりました。/usr/share/ipxe/ipxe-snponly-x86_64.efi および /usr/share/ipxe/undionly.kpxe iPXE バイナリーファイルは ipxe-bootimgs パッケージの一部であり、プラットフォームファームウェアが提供する NIC ドライバーを使用します。